理不尽なクレームは、じっと聞くと発見がある | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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お仕事やバイトで

「クレーマーのお客さんに当たってしまう」

「理不尽に怒る上司がいる」

と、気が滅入ってきますよね。

 

嫌な気持ちになるだけじゃなくて、頭の中が真っ白になったり、動悸がして、ものすごいエネルギーを吸い取られたような気持ちになってしまう方もいます。

 

今年からお仕事を始めて、悪質なクレームを言うお客さんや理不尽な怒りをぶつける上司に困っているクライアントさんもちらほらいらっしゃるので、今日は珍しくまじめに!対処法をご紹介してみますね。

(いつも適当なブログですみません)

 

理不尽な量の怒りをこちらにぶつけてくる人と出会ったら、「必要以上に自分が傷つかない聞き方」を試してみませんか。

 

やり方はとても簡単で、「相手の言葉をよく聞くこと」です。

「話を聞く」のではなくて、「言葉を聞く」、です。

 

大声で怒鳴るクレーマーに会ってしまったら、その人がなんて言っているかをじっと聞きます。

上司がネチネチと説教を始めてしまったら、その上司がどんな言葉を使っているのかじっと聞きます。

 

相手はどんな言葉を使っているでしょうか。

 

 

人は、知らない感情のことをうまく説明するのが苦手です。

見聞きしたことのないものを把握することが出来ません。

 

つまり、

相手の言葉のほとんど全てが、その人の記憶や感情に基づいています。

 

それが、悪意のあるクレームやお説教ならなおさら。

相手を傷つけようと思った時に真っ先に思い浮かぶ言葉は、「自分が言われて傷つくこと」の中から選ばれるのが通例です。

 

例えば、

・「普通はさあ」「常識的に~」を使う人

・「親の育て方が悪かった」、「会社の教育がなってない」など躾やマナーに言及する人

・こちらの話を聞かずに「上の人を出して」という人

・容姿や持ち物について言及する人

・ただひたすら謝罪を求め続ける人

 

理不尽な量の怒りを持ち込む人には、必ず言葉の特徴があります。

その言葉の中に、その人のこだわりや悲しみ、コンプレックスが隠れているんです。

 

だから、あまりに悪意のある文句を言われたときは、じっと相手の言葉を拾ってみます。

そこに並んでいるのは、「私への不満」ではなく「その人自身の弱み」だったりするからです。

 

相手の話全体を聞き入れてしまうと、相手がどんどん自分の心の中に侵入してきて、好き放題ボロボロにしていきます。

 

言葉の特徴だけを拾っていくことで、相手と自分の問題をきちんと線引きできるようになるので、相手との心の距離が保たれて楽に話を聞けるようになりますよ。

 

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