仕事がつらいと人生がつらい。
会社勤務の社会人なら、単純に考えて
1日のうち8時間は仕事をしています。
これは1日(24時間)のうちの3分の1。
ここに、残業、通勤時間、会社での昼休憩
(職場がつらい人は休憩中も心が休まらない)
なども含めたら、「仕事に使う時間」はあっという間に10時間を超えてしまいます。
仕事がつらい人の中には、
気持ちの切り替えがつかず、家で過ごす時間や休日でも
仕事でのことを思い出したり、明日のことを不安に感じて
モヤモヤして過ごす方もたくさんいるでしょう。
そうなると、「仕事に使う時間」はもっと多いでしょう。
仕事をしていなくても、仕事に関することを考えてしまうのなら
それは仕事に時間を割いているのと同じことになります。
残りの時間から、人間に必要な睡眠時間、入浴、食事、
身だしなみなどの時間を引いていくと……。
大人の自由時間というものは、多く残されていないことが分かります。
そのわずかな時間を使って、
どれだけ仕事のストレスを癒せるでしょう。
自由時間を充実させることで
気持ちをリセット出来るケースもありますが、
束の間の幸せな時間を作ることで
かえって仕事の辛さとの落差を感じて、どんどん仕事が苦しくなる方もいらっしゃいます。
(その反動でお金を使い過ぎたり、お酒を飲みすぎたりしてしまう方もいます)
一生の多くの時間を占める「仕事」が苦しみでしかないというのは、
人生において結構大きな問題なんです。
もし、「今の職場だからつらい」のであれば、
今の職場から離れる(転職)ことも視野に入れるのも良いでしょう。
セクハラ、パワハラ、いじめなど、外部から受けるストレスは
個人の力で解決するのが難しいこともあります。
「他の会社に行ったとしても同じかも」と思うのであれば、
そこには心の傷や、性格・養育状況などからクセがついてしまった
悩みのパターンがあるはずです。
「人の顔色を過剰に気にして疲れる」
「どこに行っても苦手な人に目を付けられる」
「大事な仕事がある日はなぜか起きられず遅刻する」
「仕事中の不安感や緊張度が高すぎる」
こういうお悩みの場合は、転職をしたとしても
似たようなストレスがついてくることが多いので、
先にカウンセリングが必要です。
仕事が、「毎日楽しくて仕方がないもの」である必要はありません。
でも、「今日も行くか」くらいのテンションで仕事に行けるようになったなら、
朝起きた瞬間の苦しみや、胃の痛むような通勤時間が無くなります。
そしたら、生きるのはもっと楽になる。
「仕事がつらい」、は当たり前ではありませんよ。頑張りすぎていませんか。
*このブログは毎日19時に更新されます
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