心の地層 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

【GW期間の営業日について】

 

5/1(土曜)…通常営業

5/4(火曜)…お休み

5/5(水曜)…お休み

 

2日間お休みをいただきます。

ご予約のメールへの返信もお休みさせていただきますね。

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人の心の苦しみは地層のようになっていて、

いきなり一番下の層に辿り着いたり、

中間の層だけを取り出したりすることはとても困難です。

 

1番下に辿り着きたい時でも、上から順番に掘っていく、がとりあえず基本。

 

一か所だけをいきなり取り出そうと思ったら、

地層のバランスが崩れてなだれが起きます。

 

だからカウンセラーは、「この人の地層の奥になにかあるかもしれない」と思う時、

いきなり掘り起こすことはしないで、目の前の人の中にある地層の形をじっと眺めます。

 

地層の中には、必ずその人の苦しみの鍵となる「硬くなった層」が存在していて、

その層に辿り着くと、高い確率でクライアントさんの様子がこれまでと変わります。

 

これまでとても真剣にカウンセリングに取り組んでいた方が、急に消極的になったり、

とても素直だった方がイライラしたり話をそらしたりして、

カウンセリングが進むことへの「抵抗」の姿勢を見せます。

 

クライアントさんにとって、認めるのが難しい苦しみや

受け入れがたい現実(記憶)がある時に起こりやすいものです。

 

(対話のカウンセリングによってこれを行うのはクライアントさんにとってなかなかつらい作業となることもあるため、当所では心理療法で行い、「向き合う」より「癒す」ことで同じ効果を出すようにしています。)

 

これがいわば、カウンセリングの「山場」です。

しかし逆にいえば、この「山場」があるクライアントさんは山を越えた先に別の景色があるということでもあります。

 

それは、クライアントさんの可能性そのものであり、本来の姿。

 

地層の硬い部分の下に、透明できらきらした層が必ずあって

それが本来の姿なのに、硬い地層に覆われているから見えなくなっている。

 

だから、「これが私」と決めてしまってはつまらない。

一緒に地層を眺めたら、面白いことが見えてくるかもしれません。

 

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