ちょこちょこ同じ話をしているような気がするのですが
心の限界値を迎えてからカウンセリングに来る人が日本は本当に多い。
自分の悩みやストレスを軽んじている方がとても多くて
「専門家に相談するほどじゃないかな」と思っているから、
「もうだめだ」とひっ迫した状況にならないと自分を大切に出来ない。
そしてそういう人に限ってものすごく我慢強くて、
ストレスがかかりすぎて自分の痛みもよく感じられない状態になってから
「なんかちょっと辛い気がして」と遠慮がちに相談されます。
カウンセリングに来る前に、身近な人に相談していた人もいるでしょう。
でも、身近な人への相談で本音を全て話せる人ってまずいません。
だれでもみんな、相手へ遠慮し、話しすぎないように気遣い、本音をだして嫌われないかを少し考えてしまいます。
だから、
周りに気遣いが出来て、忍耐強くて
自分のストレスを後回しにしてしまうようなやさしい方が、
そもそも身近な人に悩みの根本を見せられるわけがないだろうと
私は思っています。
そういう人達が、限界を迎えずに済むために
気付いたら心が壊れていた、なんてことが無いように
カウンセリングルームが存在しています。
カウンセリングは人生をよくするための対話をする場所なので、
レスキューの役割も担っているけれど、本来はもっともっと気軽な存在です。
ちょっとの不安、ちょっとの疑問、それだけで来ていいはずの場所なんです。
頑張りすぎる人達の「そろそろ限界かな」は、とっくに限界を超えています。
かろうじて、心が心の形を保っているだけで半壊していることが多々あります。
なんだかつらいと感じること。
不安がたくさんあって疲れると感じること。
昔のことをぐるぐる思い出して苦しいということ。
自分のSOSをきちんと感じて、ぜひ「限界」の前に相談にいらしてください。
自分を大切に出来るということは、自分に気が付くということにほかなりません。
*このブログは毎日19時に更新されます
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