自覚して、うまく使いこなせている時は良きモチベーションとなる「プライド」ですが、
ちょっとバランスを崩したり、失敗への不安感が強かったりすると
あっという間にプライドは「苦しみのタネ」になってしまいます。
「こうであらねばならない自分」と「そうじゃない自分」の狭間で揺さぶられて、生き急いだり、身動きが取れなくなったり。
特に過去の栄光を持っている方だと、「こうであらねばならない自分」を一度達成出来てしまっているがゆえに、「自分はああなれるはずなのに」という気持ちが特にイメージされやすくなって、プライドの苦しみから抜け出せなくなってしまいます。
でも、その大元をひも解いて、
自分の中にあるプライドを少しずつ眺めているうちに、
「そんなこと、こだわらなくてもいいのかも」と
思えるようになるのがカウンセリング。
プライドに支えられてきた人が、そのプライドを自ら崩して向かい合う時、正直ちょっと苦しい気持ちになることもある。
だけど、「ああ、この苦しみを恐れて私は向き合えなかったんだ」と思えたら、今までよりもずっと自由で強くなれる。
出来ることも増えていくし、しなくてよいことも手放せるようになっていく。
プライドを上手く乗りこなせなくなった時、
プライドに押し付けられているように感じる時は、
少し向き合い方を考えてみるのも一手ですね。
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