カウンセリングに来る人も、効果の出方も、さまざまです。
一発目の心理療法で雷が落ちたようにドンと効いて、まるで「この瞬間を待ってた」と言わんばかりにどんどん良くなっていく方もいれば、
ひとつ効くと他の何かに足を引っ張られ、「変わりたい」と「変われない」を繰り返しながら少しずつ進む、「三歩歩いて二歩下がる」タイプの方もいる。
その場で効果が分かる人もいるし、2~3日経ってから「あれ?もしかして効いてたかも」と気づく人もいる。
同じ手法の心理療法(内容は違うけれど)をしていても、効果の出る出ない、スピード、実感、全部人それぞれで面白いです。
心理療法自体を「しない」という選択をする方もいます。
3年くらいマイペースに通って、唐突に「そろそろやります!」という方もいる。きっと心のうっぷんを話し尽くして、さあやるぞという気持ちになったのかもしれません。
こちらから「そろそろ心理療法やってみませんか!?」と提案することもあります(笑)。
拒否権はクライアントさんにありますが(笑)。
そもそもお悩みではなく、人生談義をしに来る方もいます。
そういう時、もはやカウンセリングルームは講義や論議の場になって、
ああでもない、こうでもないと話あう場になったりします。
小さなカウンセリングルームの中で、無数に展開されていく人生。
何百人、何千人の人間模様を、14年に渡って眺めてきたこの部屋は、もはやちょっとした異空間です。
明日はどんな方が来て、どんなスタートを切るだろう。
カウンセリングって面白いです。
*このブログは毎日19時に更新されます
当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら