秋の夜長に考えること | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

うわ~、みなさん気づきましたか?

もう幸水は豊水に気圧されているようです。

梨の話です。

 

別に豊水もおいしいのでいいのですが、やはり私的ナンバーワンの幸水が果物の陳列棚から消えていくのを見ると…私の幸水が~。

 

 

 

よく考えたら、1年に数回しか出会えないものってすごいですよね。

 

私が今年3つ幸水を食べたとして、1年は365日、時間にして8760時間あるわけです。

梨を3つ食べる時間を合計1時間としたら、8760時間のうちたった1時間だけ大好きな梨にありつけたことになります。

 

旅行とかもそうですよね。

旅行好きな人に、「毎年GWとお盆に4日ずつ海外に行っているんです」なんて言われたら、

インドアの私からすれば「アクティブですげー」と思うんですけど、

でもそれって、よく考えたら365日のうちたった8日の出来事なんですよね。

 

こうやって考えると、

あれ?人間って思ったよりやりたいことを出来てないのかな、なんて思ったり。

いや、むしろ意外と小さなことでもたのしく生きられるってことかも?、とも思ったり。

 

 

結局、人の、「ある物をそれ以上にする価値観」ってすごいなと。

 

「1か月後に蟹を食べに行くのが今から楽しみなんです」

なんて話を聞いたときに、

あっさり「お~贅沢だね、それは楽しみだね」と返してしまうけど、よく考えたらこれもとんでもない話。

 

蟹を食べるっていうそのたった2時間のことを考えて、700時間以上もワクワクしていられるんですから。

(まあ寝ている時間もあるので実際はもっと少ないですが)

ワクワク時間の幸せも含めたら、カニ料理の食事代なんてお安い物かも?

 

すごいなあ~、人間は。

 

いつも、人生の少し先にある楽しみに気が付くことができたら、案外人は生きやすいのかもしれないですね。

そのために、楽しみを増やすのも良し。

当たり前に享受している楽しみに気が付くのも良し。

 

 

そんなことをぼーっと考えて、最後に浮かんだのは陳列棚に並ぶ豊水でした。

来年はもっと幸水を食べよう。

 

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