うわ~、みなさん気づきましたか?
もう幸水は豊水に気圧されているようです。
梨の話です。
別に豊水もおいしいのでいいのですが、やはり私的ナンバーワンの幸水が果物の陳列棚から消えていくのを見ると…私の幸水が~。
よく考えたら、1年に数回しか出会えないものってすごいですよね。
私が今年3つ幸水を食べたとして、1年は365日、時間にして8760時間あるわけです。
梨を3つ食べる時間を合計1時間としたら、8760時間のうちたった1時間だけ大好きな梨にありつけたことになります。
旅行とかもそうですよね。
旅行好きな人に、「毎年GWとお盆に4日ずつ海外に行っているんです」なんて言われたら、
インドアの私からすれば「アクティブですげー」と思うんですけど、
でもそれって、よく考えたら365日のうちたった8日の出来事なんですよね。
こうやって考えると、
あれ?人間って思ったよりやりたいことを出来てないのかな、なんて思ったり。
いや、むしろ意外と小さなことでもたのしく生きられるってことかも?、とも思ったり。
結局、人の、「ある物をそれ以上にする価値観」ってすごいなと。
「1か月後に蟹を食べに行くのが今から楽しみなんです」
なんて話を聞いたときに、
あっさり「お~贅沢だね、それは楽しみだね」と返してしまうけど、よく考えたらこれもとんでもない話。
蟹を食べるっていうそのたった2時間のことを考えて、700時間以上もワクワクしていられるんですから。
(まあ寝ている時間もあるので実際はもっと少ないですが)
ワクワク時間の幸せも含めたら、カニ料理の食事代なんてお安い物かも?
すごいなあ~、人間は。
いつも、人生の少し先にある楽しみに気が付くことができたら、案外人は生きやすいのかもしれないですね。
そのために、楽しみを増やすのも良し。
当たり前に享受している楽しみに気が付くのも良し。
そんなことをぼーっと考えて、最後に浮かんだのは陳列棚に並ぶ豊水でした。
来年はもっと幸水を食べよう。
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