「切り替えができない人」は歩いてみよう② | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

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開設から16年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

ちょうどこれからの季節は歩くのにも心地よい気温になります。

荷物は最小限にして、履きやすい靴で出発しましょう。

街中などの「見る物」が多い場所は避けたほうが無難です。

 

ひたすら無心で歩いていると、自然にいろんな考えが浮かんできますよ。

抱えていた不安が急に言語化されたり、はっきりと感じられたりして、

ひとによっては一時的に苦しいかもしれません。

 

家にいる時はぼんやりと不安でうつろな気持ちなのに、

歩いているとくっきりと気持ちが出てきて泣いてしまう方もいます。

 

でも、少し疲れたかな?というくらい歩いて帰ってくると、すっきりするんです。

歩く前と事実は何も変わらないけど、気持ちはどこかさっぱりとします。

 

その「さっぱり」が大切です。

たとえその日の夜にはまた同じ不安に悩むことになったとしても、

少しでも不安を体の外に出してあげることが肝心です。

 

お酒を飲んだり、たくさん買い物をして一時的に幸せな気持ちになるのは、適度ならば悪いことではありません。

ただそれは、不安の強い人にとっては「発散」というよりも「塗りつぶし」に近い行為になります。

 

元の不快感を消すのではなく、上から別の色で塗りつぶそうとすると、

発散したわけではないので、不快感や不安はどんどん下に蓄積して大きくなっていきます。

そうなれば、ますます飲酒量や買い物量が増えたり、もうどうしようもない状態になって体か心が壊れてしまいます。

 

だから、すこしでも「発散」が必要です。

へとへとになるまで歩く必要はありません。

無理やりポジティブに考えようとしなくても大丈夫です。

中から出てくる気持ちをどんどん外に流して、身軽になりましょう。

 

外に出した分だけ、気持ちの切り替えがしやすくなりますよ。

 

 

ただし何か大きなことを思い出しそうになって、とてもつらくなってしまった時は、

それ以上思い出すのをやめて私に相談してくださいね。

 

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