落ち込んだらこっそり部屋を抜け出そう | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

なんかとんでもなく嫌なことがあって、

もしくは

とんでもなく嫌なことを思い出して

ずどんと落ち込んだり、後悔にさいなまれたり、ぐるぐると同じことばかり考え続けてしまう。

 

そんな時にいい方法がありますよ。

 

 

例えば、落ち込んでしまった時、自分の家にいたとしましょうか。

 

 

まずは横になって(仰向けでもうつぶせでも可)、

「落ち込むなあ」、とちょっとだけ思います。

 

そしたら今度は『落ち込んだ気持ち』だけを部屋において、こっそり外に出てみましょう。

 

寝かしつけた子供のそばからそっと離れるように、ゆっくり起き上がって、

音を立てないように財布と鍵だけつかんで慎重に部屋から出るのです。

 

さあ、言葉通り身も心も軽くなった。

今からどうしようか?

 

あてもなく歩くのもいい。

どうせ自由なのだから、脇道ばかり選んでみるのもいい。

とにかく歩いてみるといいことがある。

 

私はかつてこういう時、コンビニで何かお菓子を買ってみたりもしました。

いつもは選ばない商品なんかをあえて買うと面白い。

もう何年も(下手したら何十年も)買ってなかった駄菓子なんかを見つけて買うと、

「懐かしい」

「ちょっと買うのが恥ずかしかったな」

なんて思って、さっきまで『落ち込み』が占領していた場所に、すっぽり別の感情が収まります。

 

それでも苦しい時は、歩く速度を上げてみたりもする。

歩いているうちに感情があふれて涙が出てくる人もいるでしょうが、それもまたいいだろうと思います。

 

もういいかな、と思ったら、今度は音を立てながら部屋に戻ります。

部屋には置いて行った『落ち込み』がいるかもしれませんね。

でも気にしないのです。

もう私は30分前の私ではなくなっているので、30分前のままの『落ち込み』は私の中に入ってくることができませんからね。

そのままいなくなるか、せいぜい窓を少し開けたら出ていくものです。

 

自分の内側で生まれた『落ちこみ』に、責任を取るかのようにいつまでも寄り添う必要はないのだから、

時にはこっそり抜け出して、「私水入らず」で楽しみましょう。

 

そしてちょっと回復してしまった「私」には、もう『落ち込み』は入ってこられません。

気持ちよくサヨナラしてしまいましょう。

 

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