容姿に自信がない人がすべきこと、してはいけないこと④ | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日の続きですね。

 

容姿のコンプレックスを訴える女性の中に、

明らかに度を超えて「自分は醜い」と思っている女性がいます。

 

私はほとんどの女性が、何らかの容姿コンプレックスを抱えていると思っているのですが、

ちょっと気にし方のレベルが違う方がたまにいらっしゃるのです。

 

 

この場合やってもらうことは、カウンセリング、特に心理療法です。

 

容姿を磨くことでもなければ、美しく見せることでもありません。

なんなら自信をつけることでもありません。

 

「自分像」にゆがみを生じさせた出来事を探し出して、ひたすら心の傷を埋めていくアプローチを行います。

明確に容姿を悪く言われた経験がある場合はもちろんの事、

そういう経験がない場合も心理療法は必要です。

 

「心の傷が無くなっても、見た目は変わらないから問題は同じ」

 

と思うかもしれません。

でもそれは違います。

なぜなら、今自分で見ているその顔は、周囲から見た顔とは違うからです。

 

今のお若い方はスマホで自撮りをすることもあるでしょうが、

ふつうのカメラで撮った顔と、インカメラで撮った顔は違く見えますよね?

 

それと同じです。

人間の目というレンズを通す以上、そこには「先入観」や「美の基準」が盛り込まれます。

自分を顔を「醜い」と思っている(思わされている)状態で見て、醜く見えるのは至極当然なのです。

心の傷は、いともたやすくあなたの認知をゆがめていきますから、まずはそこを元に戻さなければなりません。

 

最近は整形が身近なものになりつつありますよね。

私自身は、整形で顔を変えることに決して反対ではありません。

でもできればその前にカウンセリングを、特に心理療法を受けるべきだと個人的に思っています。

なぜならば、心の傷で「自分の顔がおかしく見えている」場合、

整形をした後の顔を正確に見ることも出来ない

ことがあるからです。

 

それがどのような事態につながるかと言うと、

 

・コンプレックスは解消されたが(周囲から見ると)バランスがおかしい

・何度整形をしても満足できない

・過度にコンプレックスを変えようとして、やりすぎてしまう

 

などです。

 

自己満足のために整形をするならまだしも、

「みんなにきれいだと思われたい」

「普通の女性として生きたい」

という気持ちで整形に臨んでいるのなら、これは大変不本意な結果です。

 

これはお化粧にも同じことが言えます。

自分の顔を見る目が歪んだままでは、きれいになるのも一苦労ですよね。

 

 

だから私個人としては、容姿のコンプレックスは立派な「カウンセリングに来る理由」だと思っています。

口に出すのも勇気がいる、という方もいらっしゃるとは思いますが、

余計なトラウマをまずは取り除いて、

周囲と同じ目で自分のお顔を見れるようになってから、

現実的な解決策を探すのも悪くないんじゃないかと思います。

 

 

もちろん、心理療法を重ねるうちに、

「案外自分の顔も悪くないぞ」

と気づく方も多いですけどね。

 

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