*このブログは毎日19時に更新されます
では、逆にどうしたら容姿が少しでもよく見えるのか、と考えた時、
最も簡単な答えは
・清潔感がある
・笑顔である
・所作がきれいである(姿勢がいいなど)
この3点に尽きると思います。
(今回の場合は、女性にも男性にも良く見られる場合として考えています。)
ところが、です。
このような話をするとき、一定レベルよりも容姿コンプレックスが強い女性からは、だいたい同じような返答をされてしまいます。
それは、
「わたし、笑顔が一番不細工なんです」。
この返しを、もう何度もクライアントさんからお聞きしてきました。
そして残りの2点、「所作」と「清潔感」についても、ピンときません。
そういうことじゃないんだ、という表情を浮かべる方もいらっしゃいます(笑)。
それを承知の上で、なぜこの3つをおすすめするのか、一応説明をしていきますね。
容姿にコンプレックスを抱くと、当人はそこばかりに目が行ってしまいがちですが、
実は周囲はそうではありません。
忘れないでほしいのは、「人は全体をみて印象を決める」ということです。
ほとんどの場合、たかがコンプレックスの一つや二つで、その人の印象は決まりません。
例えば誰がみても鼻が低い人がいたとします。
それだけで、その人は「不細工」で「無し」でしょうか?
そんなことを言っていたら、たぶん芸能人の半分はいなくなってしまいますよ(笑)。
前回のブログでもお話した通り、人は申告されればそこを意識します。
逆に言えば、普段は案外ぼやんと人を見ていることになるのです。
ですので、冒頭の3つをクリアしていれば、たいてい好印象に見られますし、好印象だと容姿も良く見えるのです。
人は目で物を捉えますが、処理して総合的に「見る」のは脳です。
良い情報がたくさんあれば、脳はいくらでも補完して「良く見る」ことができるのです。
笑顔が不細工と言うのがたとえ本当であったとしても、「笑ってくれた」以上の良い情報は存在しません。
姿勢を綺麗にして歩くようにしただけで、街中で声をかけられたというクライアントさんもいたくらいです。
この3つは何の驚きもないよくある改善策ではありますが、それだけ効果が見込めるのもまた事実です。
やってみる価値は確実にあります。
ただし、
これまで容姿の劣等感を強く訴えた女性クライアントさんの中で、本人の訴え通り容姿が悪かった人が実際どのくらいいるのか?
という点について述べると、正直いません。
いないのです。
これは私のストライクゾーンが広いという話ではありません。
女性側の考えすぎ、ともちょっと違います。
女性が自分のことを見る時だけ、「おかしく見える」という状態になってしまっているのです。
ここに、女性の「容姿の悩み」の根深い部分が見えてきます。