インターネットゲーム障害/ゲーム中毒② | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

中毒とか依存症と言われるものは

A:行為・過程に対する依存

B:物質に対する依存

があるのですがゲーム中毒の場合はAですよね。

 

そしてAやBに対して自己コントロールがむずかしい

ということが依存になります。

 

例えば、ゲームを1日何時間やろうと

学業や仕事、人間関係が滞りなければ、

周りから文句を言われることは少ないと思います。

 

問題は診断基準にもありますとおり、

・生活

・学業

・仕事

・人間関係

などに支障がでるようになると障害扱いされる可能性があります。

 

ゲームと現実生活のバランスをとることがむずかしい、

つまりゲームに意識をもっていかれているとも言えます。

 

ただこれとは似て非なる状態の人もいます。

 

ゲームやアニメのために仕事をしない、

という選択をする人も最近ではたまに見かけます。

 

依存の場合、やめたくてもやめられない、

しかし上記の場合、自分の判断でゲームを選択している

ように見えます。

 

この場合、現実検討力が低下している、

という危うい状態の可能性があります。

 

現実検討力とは簡単に言うと

現実と非現実を区別する力のことです。

 

一部、仕事をしなくても

生活していける方もいらっしゃると

思うのですが、その方たちは例外として

 

衣食住のために成人したら、

何かしらの仕事をして収入を得て

生活を安定させる、というのが現実と考えます。

 

ということは例外の方たちを除いて

一般的には仕事をしない選択は非現実になります。

 

なぜなら、収入を得ないと生活がなりたたないからです。

 

なのでゲームやアニメのために仕事をしない選択は

中毒や依存という形ではなく、現実検討力の低下、

ととらえることができます。

 

この場合、ゲーム依存というよりも

精神的な病気の可能性を疑う必要があります。

 

・自己コントロールできないこと

・自らの選択で仕事よりゲームを選んでいる

ということでは問題がまったく違うのです。

 

カウンセリングにお越しになる際には

この点をふまえてご相談いただけると

方針を決めやすく、お伝えしやすくなります。

 

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