名作漫画の名言シリーズ②の続き | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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にゃんこ大戦争ブログを書くところでしたが、

せっかくなので昨日の続きを書きます(笑)

 

強さを追い求めていた槍の天才、宝蔵院胤舜

武蔵に負けることで幼き頃に自分の両親を

目の前で殺されたことを思い出す。

 

その時、自分の弱さに愕然とし、

両親の記憶を無意識にしまってしまう、

と同時に自分の弱さもそこに封じてしまう。

 

PTSDの典型例ですね。

 

胤舜が求めていた強さ

実は自分の弱さを隠すための強さであり、

同時に自分の弱さを受け止めるための強さ

欲していたのかなと思うんですね。

 

他の例で言えば、買い物依存だったら、

モノを買うことを求める

逆を取るとモノが買えない(みじめな)自分

みたくない、だからモノを買う。

 

お金に執着するが実はお金がない(みじめな)自分

みたくなかったりする。

 

見た目の美しさもそうですね。

美しさを過度に求めると言うことは

醜い自分をみたくないということになります。

(単純すぎる構図なので、実際はもっと複雑ですが)

 

それもこれも胤舜と同じように

物を買う、お金や見た目に執着する限り、

いつまでも求め続け、苦しみ続けます

脳が興奮し続けるんですね。

 

それから解放されるには

みじめな自分、見たくない自分を

受け入れることになります。

 

そうすると脳の興奮がおさまって

過度な追い求めがなくなるんですね。

 

胤舜も武蔵に負けて自分の弱さをうけとめ

師匠に命のやり取りをするための槍を返し、

さぼってた弟子の指導をし始めます。

 

バガボンドのこの部分は本当に美しいので

読んでいただきたいですね。

 

自分がそれを本当に求めているのか?

 

見たくないものをさけるために

その脳の興奮ゆえに、

求めさせられているだけなのか?

 

逆を真正面から受け止められるかで

わかりますね。

 

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