そういえば昔、
クライアントさんが「狭い部屋ほど悪口がはかどる」
と薄暗い知識を教えてくれたことがありました(笑)
これも今思えば、
「世界が狭いといじめたくなる」
ということなのかもしれませんね。
確かに広い公園でのんびりしていたら、
それだけで気分がすっきりしてしまうし、
ましてやディズニーランドなんかにいたら、
「他人の悪口なんて言ってる暇ない」って感じかもしれません。
さて、どんな理由であれ、
いじめた人の肩をもつことは出来ません。
でも、いじめる人の中には、
「他人の小さなことにも過剰にいらいらしてしまう自分」
に悩んでいる人もいる
ということを私は知っています。
だから、なんとなく自分の中に嫌な気持ちがある時や、
人の些細なことが気になってしまう時は、
「もしかして、
いま自分で世界を狭くしちゃってるのかも」
と考えてみてくださいね。
そして試しに世界を広げてみるのです。
いつもと違う場所に行く。
初めてのことに挑戦する。
新しく知り合いを作る。
映画やアニメを見てみる。
うつむきがちな人なら、顔を上げてみる。
目の前の嫌な気分を消すことは出来なくても、
たくさんあるうちのたった一つ、
と思えたらだいぶ気持ちも軽くなります。
一番大事なことは
意識的に、
「目の前のことだけが自分の世界のすべてではない」
と思えること
自然に、「世界は広い」と感じられること
です。
(一番って書いたのに2つになってしまった)
だから極端に言えば、
自分に言って聞かせるだけでも良いとわたしは思っています。
「わたしの世界はどこまでも広い」
と繰り返し言ってみたら、
何か感覚がすっとするかもしれません。
ちなみに、
これはいじめを受けている方にも同じことが言えます。
いじめている人の狭い世界に引きずり込まれていると、
もう相手のことしか考えられなくなってしまいますが、
広い世界を知っていると、
いじめられたこともまた「たくさんのうちのたった一つ」
と思えることがあります。
いじめの程度にもよる、
と思うかもしれませんが、
世界が広いということは支えてくれるものが
多いということにもなりますよ。
いじめをしてしまいそうな時も、
いじめを受けている時も、
「私の世界はどこまでも広い」
とおまじないのように唱えてみてくださいね。
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