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父方祖父との別れ。それは、親の離婚のためで、
幼い私にはどうしようもできないことだった。
その後好きになった人たちともどういう訳か、
別れることは多かった。
そのため、『私は、好きになった人とは
別れる運命にある』と思い込むようになっていた。
あるカウンセラーに話すと
「好きな人と別れることもあるでしょう。
でも、嫌な人とも別れることができていますよね」と言われた。
そうだ、嫌な人とも別れることができてきた。
もっと正確に言うと、初めは好きだったが、
付き合ううちに違いがはっきりしてくるのだった。
つまり、母のように『こうあるのが正しい』
という人を好きになる傾向があった。
そのうえ、母のような自信のなさでなく、
確信を感じることができて、
安心と指針をもらえた気がしていた。
それが、時間経過とともに
『こうせよと教えてあげてるのに、なぜしないの！』
という憤慨を感じるようになり窮屈は嫌！となるのだった。
好きな人と別れなければならないこともある。
嫌な人とは別れることができる。
それが人生ですね。
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