イネイブラーの根底にあるもの:問題解決の難関⑤ | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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前回までのまとめ
イネイブラーがイネイブリング(世話焼き行動)をやめられない原因が、イネイブラーの持つ見捨てられ不安にある、というお話から、イネイブラーは身近な人と共依存関係に陥りやすい、ということまで説明させていただきました。

イネイブラーの共依存関係は表面意識では『善意』と『愛情』で行われているので、イネイブラーや問題の当事者自身もそれが共依存だと気づきにくいのです。

では共依存ではない関係とは何か?

単純に距離がとれる関係(離れてもそれほど気にならない)、助けないことも選択できる関係(甘やかさない、世話焼きしすぎない)、という理解だけでもここではよいと思います。

そして結局のところ、問題解決の最大の難関は、イネイブラーに、自身の『見捨てられ不安』、パートナーや家族との『共依存』、『善意』や『愛情』と『イネイブリング』は別ものである、ということをイネイブラーに理解してもらい、『見捨てられ不安』についてのカウンセリングに専念してもらうこと、なのです。


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