母に愛されたいは母への執着だった | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

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カウンセリングルームまきびHP:感想

私がどんな思いで育ったか! 言わずにおくものか!

という私の無意識の奥深くでくすぶっていた思いが、カウンセリング講座に出会って、チロチロ燃え出し、マグマのように荒れ狂うようになっていった。



その反面、貧しいというより極貧の中で育ててもらい、大学は下宿までさせてもらい、結婚したら寄りつかず、「(大学は)4年いって、3年しか務めないのね」と母に言われる始末で、子どもが出来たら一人で友に会うために子どもを見てもらうため里帰りする自分勝手な娘の私!という自責の念が巨大化していった!



50代初め、カウンセリング講座で『あなたにはあなたの訳がある』と聞いてから、この二つの思いが私をさいなむようになった。



そして7年、年賀状だけで、過ごすことになった。



それまで、小さな出来事も、TVの出来事も、『そういう時、母と私は○○だった』と瞬時に浮かび、すべての人がそうだと思っていた。

7年たったころに、へぇ~この頃『母と私は…』は浮かんでいない…と気がついた。



『一番でなくても母に愛されたい』は願いというより、執着になっていたのだった。



7年の歳月と関西・東北という物理的な距離をとったことが、そして、クライエントをやり続けたことが、私自身を許し、解放し、自由へといざなってくれた。



あの人が変わるわけがない。

私は、あの人と生きていくのではない。

あの人があのまま生きていってくれるなんて、私がとっても楽なこと。

あの人を愛せないけれど、とっても、とっても、感謝している。



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