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カウンセリングルームまきびHP:相談例
数回前からイネイブラーについてお話が始まりましたね。
この言葉はアダルトチルドレン(AC)や共依存、嗜癖、依存症等の中で頻繁に出てきます。
アルコール依存、ギャンブル依存、買い物依存、携帯やゲーム中毒などの嗜癖や依存行動をしている人の周りにいて、世話焼きをしている人のことをイネイブラーと言います。
問題行動のある子供の母親や問題行動のある人の恋人、妻という役割にいる人が、この傾向をもっていることが多いです。
特徴としては
・自分には問題がなく、依存行動をしている人だけが問題であると主張する
・依存行動をしている人と別れる気はないし、一時的に離れるのも嫌がる
・愛があれば、もっと要望に応えられれば、自分が聖人君子になれば、相手は立ち直れると思っているところがある
・本音では依存行動をしている人の悪口がたくさん出てくる
・実際は問題解決よりも自分の考えに同意してくれる人を求めている
・自分の考えややってきたことを否定される、自分に問題がある言われるとキレるか関係を切ることが多い
・治療家に質問はしてくるが、結局「よくやってこられましたね」とほめてもらうことを求めている
・自分をほめてくれる人=いい人・信頼における人⇔自分のまずい部分を指摘する人=嫌な人・信頼できない人、だと考えてしまう傾向がある
・(家庭環境のせいか)プライドが高い割には、自己価値が低かったり、劣等感が強い
・自分がこうだと思ったこと、自信があることに関しては頑固であり、絶対に折れない
・自分と依存行動をしている人との自我境界があいまいである(相手のことを自分のことのように感じている)ことに気づいていない
・わが子の失敗、配偶者の問題は自分の責任であると考える傾向がある(ただしそれを他人から的をついた指摘されるのは非常に嫌がる)
・自分は人に好かれる、甘えられる人間だと自負している場合がある
・自分も両親との関係に問題があるとは(うすうすでも)気づいていても他人から言われると親を擁護し、認めない傾向がある
・困っている人をほうっておけない傾向がある
・求められると断れない
・人助け=いいこと=愛情=自分の存在価値、になっていたりする
・世間体を気にしてか、専門家にも頼らない人が多いし、電話やメールでの連絡も匿名であることが多い。
他にもいろいろあると思いますが、私が今思いつくのはこのくらいです。
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