柔軟性 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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年末と年初に『自己実現』とはファッション雑誌にある『目標達成=自己満足』ではないとの話をしましたよね。

充実して生きていくのに、何が必要か?

それは年初に書かせていただいた『尊敬する心』というものが必要なのではないか?と感じています。

目標を達成すること、自分磨きをすること、それ自体が悪いことではないと思います。

ただそれが『自己満足』のレベルだと終わってしまったドラクエのレベル上げみたいに、どこかむなしさが漂いますよね(この例えでいいのかな笑)。

つまり『自己満足』には虚しさがつきまとう、やる気がだんだん下がってしまうことが多いのではないでしょうか。

同じ『目標達成』、『自分磨き』、でもそこにすばらしいもの、美しいものに対する『尊敬する気持ち』があると『自己満足』のようなむなしさが少なく、周りからみてもうつくしい動きをしているようにみえることがあります。

言い方をかえると『ひとりよがり』になっていない、ということでしょうか。

同じ、『尊敬』、『前向き』、『人に対する思いやり、やさしさ』、『高い目標をもって動く』、etc.があったとしてもある人の動きは心を打つものがあり、ある人の動きはどこか「う~ん、ちょっと違うんだよな~、そういうことじゃないんだよな~」というズレた雰囲気を感じることがありませんか?

これは後者が『ひとりよがり』になっている、つまり人の教えや話を聞くことができず、自分の立ち位置や状況を理解しようとせず、かたくなに自分の殻に閉じこもって動いているからではないかと思うのです(本人はあまりそのことに気づかない、または気づきたくなかったりするものですが)。

うつくしい動きをしている人はそこに『柔軟性』、つまり人の教えや話を聞くことができ、そこから現在の弱さや欠点を理解しようとつとめ、自分の考えや方向性を変えることができ、目や耳や心が周りに開かれている状態があるのではないかと思うのです。

現在の状況や状態、できるできない、こと自体がこの場合、問題になるのではなくて『ひとりよがり』になってしまっているか、『柔軟性をもち、周りに目が開かれている』かの違いが大切になると思います。

この『柔軟性』が『尊敬心』と関わっていると考えています。


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