「身内や友人の性格が悪い」のは実は精神病質かも? | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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精神病質やそれに類似した状態になっているとき、一定のパターンが存在しています。

例えば、『感謝できない』です(ただし、すべての精神病質の方に当てはまるわけではないです)。

周りへの不満ばかりか身内や味方になってくれる人にまで悪く言い、八つ当たりをしたりします。しかしやってもらったことにたいしての感謝が薄いのです。

それどころか、今まで親や友人からしてもらったことが本人の中で積み重なっていかない感じがあるのです。

例えば、精神病質のAさんは健常者のBさんに会うたびによくしてもらっている。一般的に考えれば、いつもよくしてくれてありがとうと感謝の気持ちでBさんのことをいい人だと思う流れになります。

しかしAさんの中では何度も助けてもらった、よくしてもらったことの記憶が積み重なることが少ないような感じがあり、ちょっとでもBさんが気に入らないことをしたら、そちらのほうが気になって、Bさん批判を始めてしまいます。

つまりBさんがどんなにAさんによくしても、Bさんのたった一回の不手際もしくは何もとくにしてなくとも、AさんはBさんを攻撃してしまうのです。

これが被害妄想のひとつのパターンではありますね。

よく「うちの子(Aさんと似た人)は何をしてあげても感謝しない、文句ばかりだ」「うちの子(Aさんと似た人)は性格が悪い」とおっしゃる親御さんがいらっしゃいます。
そして「あいつ(Aさんと似た人)はいつも批判ばかりで人がしてあげたことを当たり前のように受け取って感謝しない」と周りの友人が思っていたりします。

でももう少し掘り下げてその本人(Aさんと似た人)をみていると精神病質、もしくはそれに近い状態にある可能性があるのです。

健康であれば、よくしてもらった記憶は積み重なり、気持ちの良い人間関係がうまれていきます。それができない人を性格が悪い、だめなやつだ、と決めつけるのはまだ早いのです。

もしかするとそれは病的な兆候かもしれないので、やはりこのことに詳しい専門家に相談することが大切になってきます。

個性や性格なのか、実は病的兆候なのか、見極めは本当に難しいですね。


(あくまで個人で勉強、情報収集した上での見解にすぎませんのでご了承ください)



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