『自分らしさ』の考察⑨ | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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前回までのまとめ
『自分らしさ』は個性的な性格、料理がうまい、などの比較対象になりうる要素とその集合ではない。でも『自分らしさ』は存在する。

聞き取れる範囲の音=比較対象になるうる要素=言葉にできる
⇔耳では聞き取れない周波数を含んでいる生音=言葉にできない感覚の部分=言葉にできないから比較しようがない、と考えてみました。

さらに、その人から発せられる、言葉に分割できない周波数のような『何か』こそがその人らしさではないだろうか、と提案させていただきました。

と考えると、もともと『自分らしさ』というのは自然と発せられているのですから、いちいち本人が求めるものではないように思えるのです。求めるものはあくまで比較対象となる要素(絵がうまい等)にすぎません。

しかし、来談される方々で「今の自分が『自分らしい』なんて嫌だ。もっと〇〇のようになりたい」等、おっしゃられる方もいます。

そして『自分らしさ』を追及する、考える、苦難の道を歩まれます。

人はないものねだりをする、というようなことを言った方もいらっしゃいますが、実際そうなのでしょうか?


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