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たとえば、『空気が読めない』ことと『空気を読みすぎる』こと
どちらも日本社会で生きるのは楽ではないですね。
『空気が読めず、周りが見えていない』ほうが本人に自覚がなければ、気分的には楽かもしれません。『空気を読みすぎて、周りを気にしすぎてしまう』場合は神経が過敏になっていてとても生きにくいですよね。
必要のないときに『空気を読みすぎて必要以上に周りのことを考えすぎてしまう』人で、肝心な時に『空気を読めず、周りが見えていない』場合があります。これは隠れ自意識過剰タイプですね。一見やさしそうにみえるのですが、実は自意識のかたまりで周りがみえていない人がいらっしゃいます。
逆に普段は『空気の読めない』言動をとるのですが、誰かが困るなど肝心な時に『空気を読んで必要な対応ができてしまう』人がいます。いつもは憎まれ口をたたく割に人情家で、大事な時は必要な手を差し伸べてくれるのがこのタイプです。
第一『空気を読む』って何よ?という話になりますが、これは脳内になるミラーニューロンが関係していると言われています。それに加えて適度な緊張感も必要になるようです。実は緊張感が高すぎると周りが見えなくなってしまって一時的に『空気が読めない』人になってしまう場合があります。
みなさん、気づかずに『なんとなくこの場の雰囲気がピリピリしているから余計なことは言わないようにしよう』とか自然に思えるのが『空気を読む』ことだと、とりあえず思っていただければよいと思います。
そうそう、『空気を読めていながら、余計な発言をしてしまう』人もいます。それはまた別の問題になりますのでここではおいておきましょう。
ちなみに本当に『空気が読めない』人は自分が『空気が読めていない』ことに気づかないことが多いです。ご自身で『空気が読めない』と自覚がある場合は、発達障害系やミラーニューロンの問題とは別の問題がある可能性があります。
『空気が読めない』についてはいろいろ原因が考えられるので、心理学系の本を読んですぐに自分は発達障害、自閉症圏かも?と疑うのはまだ早いと思います。
『空気が読めない』のではなくて、『空気を読みすぎて空回り』している可能性もあるので自分のコミュニケーション能力に自信がない場合は専門家を訪ねてみるとよいでしょう。
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