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マダガスカル紀行第2信 安斎厚子記
マダガスカルに行きたいと思ったのは2年ぐらい前にバオバブの写真にこれを見に行きたいと思った。その時夫は何の興味も示さずNOと一喝。それが今年2?3?月頃、TVで見たら「今年の旅はここ!」で合意。
バオバブは大木になると10トンもの水を貯え、実・若葉は食用、樹皮は解熱剤やロープ、種子は油が取れ多くが伐採されたという。
その後、あれこれ私の事情が勃発、忙しくて出発準備も2日前の朝やっと完了し1時間後に荷物発送。
タイへの機内で初めてマダガスカルの本を半分ぐらい読み、ヒェー、マダガスカルってこんな国だったの~?とびっくり。
① 1億5千万年以上もアフリカ大陸から孤立し、この島に生息する植物や動物は地球上の他の土地には存在しない。
② 面積は日本の1.6倍、世界で4番目の大きさの島。フランスよりも少し大きく、テキサス州よりもすこし小さい。
③ 人が住み始めたのがいつかは不明。たぶん様々なアジア人が漂着、その後アフリカから入植し混血。“アフリカに最も近いアジア”と言われる。
④ 1883年フランスが侵入し、1896年植民地化、1960年6月26日独立。公用語はマダガスカル語とフランス語。しかしマダガスカル語(マラガシ語)は、歩いて次の村に行くと少しずつ異なり続けるという方言の集合という状態。
⑤ 最貧国の一つ。1日約1米$の稼ぎで、5歳以下の子供たちの半分近くが栄養失調にかかっている。
マダガスカルで知ったことは、ここはコメの国!しかし、美味しい米は輸出、安い不味い米を輸入。水田を作るため森林を焼き、その延長で森林火災頻発し、毎年国の3分の1を消失。飛行機から見ると、赤茶けた台地が延々と続く。宇宙飛行士たちは、血のように赤い土地がインド海周辺を赤く染める川側を見て、「マダガスカルは失血死しているようだ」と言ったという。「山は緑」は裕福な国の話だったのか…。
バスで凸凹をはるかに超えたガタガタ道を行くと、所々が4.5~6畳ほどが.焼かれており、ここにに生える草で放牧するという。
このようにして作った水田なのに、作物生育には時間がかかる。水田を1m掘り返して出てくる粘土でレンガを作ると2か月で収入を得られる。手近な収入獲得のレンガ造りのために水田の消失がはなはだしい。
次回は、そんなマダガスカルの食事についてお聞きください。
今までの旅で最も美味しかった!!!
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