わかっているけど、できないとき | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

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カウンセリングルームまきびHP:相談例

昨日は「自分のことは自分が一番よく分かっている」の罠についてお話ししましたね。
実際にはこのことについては知能指数とか文化とか知識が、とかいろいろなことがからんでくるのですが、長くなりそうなんで省きます。

カウンセリングのときはホワイトボードがあるので図で説明するのでいろいろな要素をおりまぜて説明できるのですが、字面だけだと長い話は読んでいただく方にとっても、書くほうも面倒ですよね(笑)

私の問題は〇〇です。わかっているんですが、できないんです。

相談者さまからよくお聞きするセリフですが、「わかっているけど、できない」場合、知識からくる先入観もからんでくるかもしれません。

本やTV、ネットでみた知識、それに自分の生きづらさを当てはめてしまう。

私にはトラウマがある、私はアダルトチルドレンだ、と一度先入観が入るとその方向からしか見えなくなってしまいます。そして「わかった」気になってしまう。

でも変わらない。

「それってさ、単純にこういうことじゃないの?」とあっさり友人に言われて、なるほど、と思ったり、日常のちょっとしたことが実は深く複雑な問題、原因からきていたり、といろいろありますよね。

食事の問題、睡眠の問題、生活習慣の問題、対人関係のストレス、家系からくる遺伝的、環境的な傾向、そして本人も気づかない生育歴に隠された原因、いろんな角度から見ていく必要がありますよね。

視点はいくつもあったほうがいいときもありますよね。


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