カウンセリングの感想24「統合失調症からの回復」 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

Hさん 「統合失調症からの回復」

 2001年頃、統合失調症と診断されました。

それ以来、幾つかの病院を転々としてきましたが特に状態は変わりませんでした。

そんなある日、知人より「カウンセリングルームまきび」を紹介されました。

それまで、カウンセリングと言うものを受けたことがなかったのですが、
今までと同じことをしていても埒があかないと考え、思い切って飛び込んでみました。

 この挑戦は当たりました。そこで言われたうちのひとつに家族の問題がありました。
私が統合失調症苦しんでいた原因のひとつは家族の常識と世間の常識が
大きくかけ離れており、その中で育ったため世の中に対処できなくなった
ということでした。

 とても説得力を感じた私はここに通い始めるようになりました。

ねじれた価値観を修正し、世間と言うものを知り、食事、運動で体を整えました。
体調を良くすると精神的にも安定してきます。

その中で、私はどれだけ世間の常識を知らなかったのか痛感させられました。

さらに驚いたことに私はそれまで一日一食か二食しか食事をしていませんでした。
それが体力面だけでなく精神面も不安定にさせられていました。
それが当たり前になっていたのです。

 そして、ある程度落ち着いたところで、NPOの協力を得て、
一人暮らしを始めました。このことの効果はあらゆる所にてきめんに現れました。

精神的にゆとりが出て、24時間365日緊張していたのが
リラックスできるようになりました。

親の目を気にして行きたくても行けなかった札幌の旅行にも行くことが出来ました。
精神的にゆとりが出るとファッションにも目が向くようになり、
以前の自分のファッションを考えると寒気がします。

もちろん、食事も3食とっています。
 今の課題は人に慣れることです。私は激しいDVを受けて育ったため、
職場に家族に似た人が圧力をかけてくると全身から汗が噴き出し頭が真っ白になり、
仕事がうまくいかず結局辞めてしまうということを繰り返していました。

しかし、カウンセリングを受ける毎にそういう人間が
世間的にどのようにみられている人間なのか分かってきました。

私に問題があるのではなくその人の問題だと言うことが分かってきました。

その理解をもう少し深くしてこれならいけると思えた辺りで
アルバイトなり就職なりに挑戦しようと思っています。



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