人と対話していると相手の心の状態を感じる。
強さは一枚板のように頑丈で、
感じる厚さでその人の強さがわかる。
十代の頃はその強さにあこがれて、
自分の弱さを恥ずかしく思った。
さて、弱さはどうだろう?
氷の彫刻のように美しい曲線を描いて、
人それぞれの模様を描き出している。
自分の弱さを受け入れていれば、
受け入れているほど、そのラインは濃く美しい。
愛情があれば、それは光輝く。
壁にぶつかって、悩んで苦しんで、
自分なりの答えを見つけて、
強くはないから、まっすぐではなく、
曲がりくねって、
あなたはあなただけの答えを見つけ出す。
それは単純明快ではない。
他人に言われたアドヴァイス、
本に書いている答えではどうにもならなかったから、
自分で見つけだすしかなかった。
それはあなただけの年輪となり、
美しくあなたの心に刻まれ続ける。
あなたは弱い、そして美しい。
弱さは氷の彫刻のよう、
でも暖かく、
そしてすべてを受け入れる可能性を秘めている。
弱さもまた無限大なのかもしれない。
深く、広く、未知なる世界へとつながっていく。
だからあなたは美しいのだ。
そしてぼくはいつもあなたの美しさに涙する。
あなたも、もうそろそろ気づいてもいい頃だ。
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