翌日は、曇り空で時折パラパラと
粉雪が降りましたが
刺さるような寒さは感じず問題なし。
ホッカイロをポケットに忍ばせて
予定通り出発しました。
明洞界隈での買い物を済ませ
休憩するためにMOLTOへ𖠚՜
冷気に包まれながらカプチーノを一口飲むと
吐息が白く、やっぱり今日は寒いんだな
でもこの景色があるしRomantic Coldやん♡
と、ニヤついていると
右隣に座った可愛いお嬢さん(多分30代)に
「あなたは何を飲んでいるの？」と
(韓国語だけど多分、そう言われたと思う)
話しかけられました。
「カプチーノ」と答えると
発音から私が日本人だと気付いたようで
「Japanese?」と英語に切り替えてくれました。
お嬢さんの手元を見るとカップが2つ。
私が「それは？」と聞くと
エスプレッソの上に
クリームが乗ったコンパナのシングルと
アメリカーノ。
コンパナは一口で飲み干してしまうから
アメリカーノも注文したらしく、
コンパナはエスプレッソコーヒーの苦味と
ミルクの甘味を同時に楽しめるので
とても美味しい！と説明してくれました。
その後、旅行で来たの？
去年東京へ行って楽しかった、などなど
社交的で明るいお嬢さんとの
会話は弾み、寒さなど忘れるほど
お喋りに夢中でした。
すると、お嬢さんのスマホが鳴り
どうやらお友達からの連絡のよう。
「今、コーヒー飲んでるよ」みたいなことを
話していたので(これも勘)
会話の邪魔にならないように
丁度、ティラミスを食べ終えたところで
離席することにしました。
韓国あるあるですが
お嬢さんも長電話になりそうな雰囲気。
スマホを耳に当てて会話していたので
素手が寒そうだな、と思った時
「ここは、御恩を返すときだ！」と
ケランマリのお姉さんを思い出し
ポケットのホッカロンを
お嬢さんへ差し出しました。
席を離れようとすると
お友達との会話をわざわざ一時中断して
「Thank you!」と見送ってくれました。
頂いた御恩は返すもの。
そうやって御恩は、巡り巡ってゆくのです。
ケランマリのお姉さん、ありがとうと
あの日のスンドゥブディナーを
思い出しながら、次へ向かったのでした⍢⃝