4年間の感謝 | 千葉大学男子ラクロス部

千葉大学男子ラクロス部

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24シーズン主将を務めました、梶尾健太です。
引退してから1ヶ月、久しぶりにラクロスをしたら靭帯を怪我して松葉杖生活をしています。現役中は大きな怪我なく、引退できたのでよかったと切り替えています。




4年間本当にお世話になりました。引退ブログでは感謝、現役に向けて伝えたいことを書きたいと思います。




まずは多くのOBOGの先輩方、保護者の方、尊敬するコーチ、大好きなFコーチ、家族、友人、本当にお世話になりました。千葉大ラクロス部が、また、自分がラクロスに集中できるようにたくさんの支援をしてくださったこと、感謝しております。特に入替戦は多くの方に来ていただき、最高の環境でプレーすることができました。皆様のおかげで最高のシーズンでした。本当にありがとうございました。これからの千葉大も引き続きのご支援、ご声援よろしくお願いします。来年、あゆむ中心に必ず1部昇格してくれると思います。




ここからは現役に向けて書こうと思います。何を伝えたらいいのか、本当に迷って書きました。少し厳しいことを言うかもしれませんが、目を背けずに読んで欲しいです。




「当事者意識を持つ」




毎年、翔太郎さんがおっしゃっていた言葉。ラクロスを上手くなるうえで、いいチームにするうえで、本当に大事なことだと思う。今年1年間主将をやって、より大事さを知った。
1年前の12月、主将になって、とにかく勝ちたくて、1部に行きたくて、新しいルールを作りまくった。壁、ジム、クロスワーク、体重、欠席とか。勝つためには辛いこともやらなきゃいけない、とにかくやらせなきゃと思ってルールを作ったけどうまくいかなかった。
やらない人がやらなきゃいけなくするにはどうすればいいか、休む人が休めなくするにはどうするか、そんなことばかり考えていた気がする。




でもそれではうまくいかなかった。やらない人はいくらルールがあってもやらないし、部活、ラクロスに対してマイナスのイメージをつけるばかり。それだけじゃなくて、ルールをクリアすることだけが目的になって、怪我が増えたりもした。
今のままじゃだめだ、と気付いて厳しい言葉をくれた貴也さんには感謝しています。




そこから考え方を変えた。どうすれば自分で動けるようになるのか、当事者意識をより持てるようになるのか、考えた。今となれば、そこで気付けてよかった。
考え方を変えて、最初はなかなかうまくいかなかった。練習の雰囲気、技術、出席状況、何をとってもいまいち。でも少しずつ少しずつ、チームを良くしようって思える人が増えてきた。あゆむがおれから電話かかってこなくても自主練開始の時間に来たり、留学から帰ってきたこうたがめっちゃ声出したり、ねおが言われなくても毎日壁行ってストーリー上げたり、、、(他にも数え切れないほどみんな頑張った)
そこからチームの雰囲気、技術も上達していった気がする。(プチ合宿くらいかな)




引退して今考えるのは、当事者意識を持たせることは、信頼するってことだと思う。
リーダーとしてはルールを作って、そのルール通りやらせる方が楽。ルールがないとどうせやらない、と思っているからルールを作る。簡単で最初はうまくいくけど、長期間でみたらいつか耐えられなくなる。
リーダーは熱意、勝ちたい、ってことを伝える、行動する。それがほんとにちょっとずつ伝わってやっと当事者意識を持てるようになる。
ほんとにうまくいかないことばっかりで何回溜め息をついたか、泣きそうになったかわかんない。自分が頑張れば頑張るほど、みんなのことが嫌いになってしまいそうで辛かった。
うまくいかないことがほとんどの中で、うまくいったことが少しずつ増えていった。




いつの間にか当事者意識を持って行動できる人が増えてきて、おれが助けられる時が何度もあった。リーグが決まってから、学習戦に勝つためだけにずっと練習してきたから負けて、誰よりも落ち込んだ。次の日の朝の自主練は辛くて、行かなくていいかなって思ってたのに翼から電話かかってきて、「かじさん、自主練ですよ」ってあほな声で言われて、やるしかねーなって思えた。ありがとう。




信頼してもうまくいかない、褒めるより悪いところを指摘して直させた方がいい、そんなふうに思ってた自分がみんなを信じたおかげで、みんなが成長し、いつしかみんなに支えられていました。
おれは話すの苦手だし、後輩との関わり方とかもあんまりうまくなくて、関わりづらい先輩だったと思うけど、みんなありがとう。ほんとにいい後輩たちです。




来年千葉大が1部昇格、その後も強い千葉大学であるために、全員が当事者意識を持った団体になってほしい。それはプレイヤーだけでなく、スタッフも含めて全員です。
最後に自分が4年間支えられた、特に最後の1年支えてくれたスタッフについての話をします。みりとちかぜの話です。ただ、うちの同期を自慢したいのではなく、将来こんなスタッフになってほしいと思うので書きます。




最後の1年間、自分は上級生の雰囲気・モチベーション、ラクロスの戦術・技術だけに集中することができました。新歓とか運営とか1年生のこととか、他にもいろいろあったけど、たくみも含めて3人が本当によく頑張ってくれた。
勝つために自主練の場所、時間が欲しい、スケジュールをどうにかしたい、プチ合宿やりたい、合宿少しでも安くしたい。なんでもかんでも勝つためにしたいこと、やりたいことがあれば常に求めることができて、それを叶えるために努力してくれて、本当にありがとう。おれが戦術やプレーのことに集中できるように、数え切れないほどの仕事をしてくれました。ありがとう。




主将、幹部は部で起こるすべてのことを知っておくべきだけど、主将がプレーに集中できるような環境にしてあげることがチームの強さにつながると思う。主将が何かしなければはじまらないチームでなく、主将じゃない人も主将と同じくらい、時にはそれ以上の自覚を持って行動できるようなスタッフになってほしい。
けいご(明星主将)がフクダの昼休みに「主将なんだから頑張れよって言われることあるけど、それは違うよね」って話をしたけどほんとにそう。主将だから、とか役割があるから頑張る、チームのために動くのではなく、全員がチームのために動くことが大切なんだと思う。プレイヤーじゃないから関係ない、ってしないでほしい。




みり、ちかぜはまあ仕事できるなって思うけど、何よりも尊敬しているのは準備の量と質、あらゆることへのこだわり。妥協するってことがほんとにないところが強みだと思います。もっとこうして欲しい、って言った時にただ言われたことをするのではなくて、より良い提案をしてくれた。4年間通して何度もいろんなことを要求したけど、2人がその要求以上のことを常にしてくれるから、助けられました。ありがとう。本当に。
来年以降、きつい時、つらい時、絶対に妥協しない、逃げないスタッフであってください。スタッフとして部門ごとの役割はもちろん、任されたこと一つ一つを丁寧に行う。やると決めたことを最後までやり通す、気持ちの強いスタッフであってほしい。
今年のスタッフは千葉の強みでした。来年以降もそうであってほしい。そうすれば必ず1部昇格、そのあとも強い千葉大になると思います。




この4年間、本気でラクロスをすることができたので、最高の思い出ができました。実習、就活、テスト、バイト、ラクロス以外でもやらなくてはいけないことはたくさんあると思うけど、それを言い訳にしないで、やり切ってください。自分がチームの顔だ、って思って行動してください。
絶対にいい4年間になります。頑張った分だけ必ず返ってきます。みんな頑張って。
4年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。




ほんとは長くなるから書かないつもりだったけど、ここで言わないと一生言えない気がするので、最後の最後少しだけメッセージを書きます。




同期
みりとちかぜは上でいいことを書いたし、今後も感謝を伝えることがあると思うので、悪いことでも書こうと思います。みりは酒癖悪い、ちかぜはお菓子食べ過ぎ、家事できない。
こずえは変な人だけど、最後までおれのこと好きでいてくれてありがとう。おれ、梢に何回いじわるなこと言ったかわかんないけど、それでも仲良くしようとしてくれるのはおれのことが好きなんだと思います。はい。感謝。
みくは頼めばなんでもやってくれたかな。30期で1番おかしいのはたぶんみくです。トリリンガル?フォースリンガル?なのかな?来年も学生生活頑張って。
たくみとゆうせい
めっちゃべたべた仲良いわけじゃないけど、安心安定のプレイヤーだったね。車で移動とか、ほぼ会話ないけど、それでも居心地はめっちゃ良かった。卒業旅行ははっちゃけよう。
変な30期だったけど、言葉にはできない安心感と楽しさがありました。ありがとう。




あゆむ
あゆむは本当にこの一年で成長したね。本当に良く頑張った。24シーズン1番成長したと思う。きついことがあっても、逃げずに良く頑張った。
ここまで成長すると思ってなかったし、今年はあゆむがいたからおれも頑張れた。来年も頑張れ!
いつでもごはん行くから誘ってね。
叱らなきゃいけない時には叱るんだよ。わかっていても言わないってことは優しさじゃないからね。全員に対してもっと求めるんだよ。




けんたさん、そらさん、たいすけさん
おれの数少ないオフェンスの先輩。ここまで読んでいるかわかりませんが、感謝を伝えます。そらさんは、きっと一生読むことがないでしょう。
おれが2年生の時、おれも大変だったけど先輩はもっと大変だったんだろうなって、今だから思います。ぜんぜん点取れなくて、うまくいかないことばっかりだったけど、決して強く責めることなく育ててくれて、本当にありがとうございました。あのシーズンをなんとか乗り越えたことは、最後の最後まで自分の自信になりました。
けんたさんには本当に感謝しています。学科も同じで名前も同じで、1年生の頃からなんとなく健太さんには負けたくねーって思って、ずっとライバル視していました。3年の時のリーグ戦も健太さんより点取ってやるんだって思ってました。おれがある程度上手くなれたのは健太さんのおかげです。たまに練習きた時もスパとか、おれの欲しいタイミングでパス出してくれて、やっぱりうまいなって思います。ありがとうございました。
今度22オフェンスで飲み行きたいですね。計画します!




翔太郎さん
翔太郎さんこそブログなんて読んでるのかわかりませんが、感謝の気持ちを書きます。
自分がこの千葉大ラクロス部で1番よかったと思えることは、翔太郎さん、というかっこいい社会人に会えたことです。昔からあんまり人のことを尊敬しないタイプでしたが、翔太郎さんとたくさん話して、こんな社会人になったら楽しいだろうなって思えるようになりました。
今シーズンきついこともほんとにたくさんあったけど、その度に翔太郎さんだったらまだできる、やろうって言うだろうな、とか翔太郎さんの熱量を勝手に感じて、行動することができました。こんなにエネルギッシュで行動力がある人になりたい、現役のおれが負けられないって思えました。
本当に感謝しています。本当にありがとうございました。




これで本当におしまいです。楽しいラクロス生活でした。社会人になってもしばらくは西千葉にいると思うので、たまーに練習行きます。怪我しないようにアップはします。
4年間本当にありがとうございました。




30期 4年 AT #10 梶尾健太