4年間 | 千葉大学男子ラクロス部

千葉大学男子ラクロス部

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楽しかった。ただそれだけです。すべての時間がとても濃くて、とても楽しい4年間でした。そして大好きな人たちと出会うことができた、かけがえのない4年間でした。




29期主将の手島健太です。今年1年間、チームに関わってくださった皆様、皆様のご理解、ご協力がありここまで来ることができました。感謝申し上げます。今後とも千葉大学をどうかよろしくお願いいたします。




今の想いを長々と綴ってしまいますが、少しでも読んでいただけると幸いです。(相当長いです、すみません!)




ここからは、4年間のラクロス人生の振り返り、最後に後輩たちに伝えたいことを書きたいと思います。




では、自分の視点から4年間のラクロス人生を振り返っていきます。最初は自分の話が長くなってしまいます!




1年生の頃は、コロナの影響で大学生らしいことは何もできず、友達を作るためにラクロス部に入りました。また高校が同じだった梅木さんっていう変人かつ恩人の影響でラクロス部に入るという決断をしました。




青高に入ってなければ、コロナじゃなければ、千葉大で梅木さんに出会っていなければ、自分はラクロスというスポーツに出会うことができませんでした。不思議な縁が巡り巡って今があることに本当に感謝です。




1年生大会もなく、練習の目的がよくわからなかった日々でした。ただ地味だったこの時期の経験がラクロス人生での一番の土台だったと感じます。メニューを3人で回したりもしてましたね(笑)。




そしてこの時期に何より多くの出会いがありました。1年生コーチとして裕樹さん、4年生の頃のたつさん、駿さんなど自分に影響を与えてくださった多くの方に出会うことができました。




2年生では、初めてラクロスが好きになりました。(この時まではそんなに好きじゃありませんでした。)きっかけは東海大学の練習に初めて武者に行ったとき。当時“2年生なのに上手い!”と周りにチヤホヤされてそれがすごくうれしくなっちゃいました。単純ですよね。




その時に初めて「上手くなるのってこんなに楽しいんだ」って本当に思いました。不遇だと感じていた1年間がいつしか自分のアドバンテージに変わっていました。そこからたくさん練習をするようになりました。




リーグ戦では3試合5得点と個人的には成長を見せられましたが、チームは1勝もできず終わってしまいました。




3年生になり、今年は自分がこのチームを引っ張るんだ!という想いで始めた22シーズン。副将となりチームを背負う自覚を持ち始めました。




いろんな大学や社会人チームにたくさん武者修行に行き、知り合いもたくさんできました。一生懸命過ごした22シーズン、しかしリーグ戦の結果は全敗で自動3部降格。




今思えば、この年の行動は「自分がチームを勝たせる」ための行動に過ぎなかった。このチームは自分だけではないのに。自分が引き上げればそれでいいんだって本気で思っていました。ラクロスをやればやるほど、周りを遠ざけ、このチームには自分しかいないんだって勝手に思ってました。そんなシーズンでした。




そらさんたちの代を勝たせることができなかったのは、何よりも自分の未熟さだった。新歓や組織編制など、様々な新しいことに真摯に向き合ってきたそらさんたちが「3部降格」という結果で評価されることが何よりも苦しかった。残酷だがすべては「結果」だということもこの年にわかりました。




4年生。
3部のチーム。そしてこのチームにいる誰一人リーグ戦での勝利を知らなかった。だからこそこのチームに今必要としているのは「結果」だと思った。




浸透を図ったのは①「目標(2部昇格)への意識」と②「行動への落とし込み」そして③「結果によるみかえり」の3つ。
今年は絶対に2部昇格がしたい。みんなで勝ちたい。
だから壁あて、ウエイト、mtg、日々の行動を少しずつ一緒に増やしていこう。
そしたら来年2部で戦える。俺は皆に2部で戦ってほしい。

このことを常に伝え続けた。




特にこだわったのは③の結果によるみかえりを伝えること。正直「昇格のために練習しよう!」と俺が言ったところで当たり前の話であって、下級生はピンと来ない。だから「なぜ2部昇格する必要があるのか」「昇格したら何がいいのか」を言葉にして伝えた。「みんなに2部で戦ってほしい」とか「上の舞台ならもっといろんな人に注目してもらえるよ!」とか。




「why(なぜ)」を伝えることがとても重要だった。「先輩のため」でも「自分が上の舞台で戦うため」でもなんだっていい。一人ひとり違えど、2部昇格するための目的が生まれ、自分が持った目的が自発的な行動を生み出すと思っていた。
「昇格しよう」って言うのは簡単。なぜ昇格する必要があるのかを伝え、チームとしての意思ではなく、個人単位の意思に落とし込むことが大切でした。




またシーズン当初、健太郎さんに言われたある何気ない一言が自分を大きく変えてくれた。
それは「期待が人を動かす」という言葉だった。




この言葉をきっかけに今年は同期、下級生にたくさんの役割を任せ、期待をかけた。




このチームを強くするために必要なのは、俺が引っ張ることじゃない。周りの主体性をどれだけ伸ばせるか、そこが今年のカギであると思った。そのために周りに期待して待つことがとても大切だった。




戦術幹部はなかなかうまくいかないことが続いた。練習の主導権をコーチに握られることもあった。悔しかったけど辛抱して、期待し、任せ続けた。その結果、ゆうたやかじけんは幹部として1段階成長してくれた。




「期待」という部分は自分のプレースタイルにも大きく影響を与えた。自分主体のプレースタイルから、他の5人を最大限に活かすプレースタイルへと変わった。たくむ、あゆむ、あおと、はるにも「今年はお前らがフィニッシャーだからな」と伝え続けた。




グラウンドの中も外も、周りの成長を信じ、ひたすらに期待をかけ続けた。




結果、リーグ全勝での2部昇格。この上ない結果でした。自分の「期待」を後輩たちが自身の成長によって応えてくれたことが何よりうれしかった。みんなが成長してくれたから、みんなで勝つことができた。勝つことができたのは紛れもなく周りの力だった。本当にありがとう。




ずっと1人だと思っていたラクロス人生。気づいたら周りにはたくさんの人がいて支えられてました。そう感じた1年でした。本当にみんなのおかげで最高の結果をつかむことができたなって思う。ありがとう。




色々な経験をした4年間。どれも自分自身にとって楽しく、充実したものでした。1年生でラクロスと出会い、2年生でラクロスを好きになり、3年生で大きな挫折を味わい、4年生で大きな成長を遂げることができたこと、自分にとっての財産です。




すみません。大変長くなりました。ここからは後輩みんなに伝えたいことを書きます。
全体に伝えたいことはこの1つに限ります。




それは「楽しむこと」を大切にしてほしいということです。




ここでいう「楽しむ」というのは、自分の主体的な行動から得られるもの。そしてみんなで何かに一生懸命になって同じ方向を向き、必死になり、没頭し、一丸になったりすることで得られるもの。和気あいあいとした楽しさとはまたわけが違う。




「楽しむこと」こそが究極のモチベーションの源であり、大きな力を生み出すと自分は信じています。




チームスポーツである以上、一人ひとりが成長し、勝つことが正義です。もちろん結果にもストイックになってほしい。ただ結果を追い求める中にいかに「楽しさ」があるか。チーム皆で結果を求めることをどれだけ楽しんでいるか。そこが大切だと思っています。




自分が一生懸命ラクロスをしていた理由は「勝つため」でも「上手くなるため」でもありませんでした。「ラクロスを楽しむため」でした。




勝つことや、うまくなること、成長することは自分のラクロスの目的ではありませんでした。“ラクロスを楽しむ”ための手段であり方法に過ぎませんでした。それがラクロスを楽しむために必要なものだったから。




勝つことやうまくなること、成長することを目的にしてしまうと、どこかで行き詰まってしまう。なぜなら根本に「楽しさ」を持っていないから。だからこそ、ラクロスをやる最大の目的は楽しむことであってほしいなって思うんです。




勝てば絶対楽しい。上達すれば絶対楽しい。みんなで頑張れば絶対楽しい。だから行動するんです。周りから見たら俺は大変そうに見えたかもしれない。けど自分にとってはすべての時間が楽しい時間でした。




今の環境を「大変だ」と感じているなら、まだまだなのかな(笑)。どんな大変なこともみんなと頑張ることが楽しいと思えるマインドを4年間かけて作ってみてね。




1人で頑張るな、みんなで頑張れ。そしたら部活って本当に楽しいと思う。




最後に後輩たちへ!全員には書ききれてないです。個人的にはまた別で伝えるね。だからまたいっぱい話そう!




1年生
ここまで一生懸命続けてくれた本当にありがとう!行ける1年練は全部行くようにしてたから毎日のみんなの成長をずっと見てて、本当に目を見張るものがあった。これから先みんなが2部や1部の舞台で活躍していることを本当に期待してる!!こっからの3年間最高に楽しいよ!!!




2年生
あなたたちは本当に手がかかります。実習先の児童より手がかかりました。ただみんな今年はよく頑張ってくれたね。




2年生PL、TSはたくさん成長してくれた。来年は3年生を追い越すくらいの勢いで頑張ってほしい。一番人数の多い君たちの行動がチームに一番影響を与えます。来年は中間にいる君たちの行動がとても重要です。




君たちの行動が後輩たちに影響を与え、先輩たちに刺激を与える。1番チームを動かせる立場であるということです。一人ひとりがチームに影響を与えられる、そんな存在にみんながなってください。





たかと、新歓頑張れよ。
こうせい、すぐ拗ねちゃだめ。お前良いゴーリーだぞ。
みんなのこと書くとすごいことになるし、薄くなっちゃうからごめん!飲み誘ってくれたら絶対に伝えます。(なぜか飲みモチベ高い)




忘れてはいけないのは、君たちは再来年1部で戦わなければいけないということ。わかったか、りんた。みんななら1部で活躍してくれると信じてる。
手がかかる2年生みんなが大好きだ!これからも期待してる!




3年生
今年、人数もいなくてなんもできない4年生を支えてくれて本当にありがとう。幹部メンバーもそうじゃないメンバーもすごく頑張ってくれたね。ありがとう。様々な場面で主戦力として本当に頼りにしてた。




3年生には「後輩たちにもっと期待をしてあげてほしい」ってことを伝えます。
後輩たちはきっとみんなの思っている以上にやってくれる。長い目でみて見守ってあげてほしい。




そしたら最後、後輩たちが「4年生のため」にたくさん行動してくれるはずです。その期待がきっとチーム全体を動かすはず。みんなが最後笑って終われる姿を何よりも見たい。




みく
こないだの練習で思ったけど最上級生らしくなってきたね。もう「頼れるみくさん」だね!こないだ話したけど、同期と後輩をみくの力でつないでほしいな!


ゆーせい
普及課長。これからも千葉ラクロスを広めてってくれ。こないだ練習で反省出しててビビった。今年の起爆剤になれ!来年のゆーせいに注目してるぞ!


けーたろ
元気か!2年間ATsとしてありがとな。けーたろなりに楽しくラクロス頑張ってほしい!


こずえ
元気出せよ。TRとして大変なこともあったよな。来年2部で勝つことができるチームのフィジカルをこずえが作ることができたら俺はこずえを認めてやる!!裏表が全くなくて空気が読めないこずえが大好きだ!!頑張れ!!


みり
みりはきっとこの学年の精神的支柱なんだなって思う。自分以上に誰かのために頑張れるみりの優しさと忍耐力でこれからも活躍してほしい!!チーム、そして自分のためにこれからも頑張ってほしい!みりがいるなら安心!


たくみ
何考えてるかわかんねーけど、実は負けん気no,1のたくみ。お前のロングで2部のエースたちをなぎ倒してくれ。たくみの静かなる闘志で、千葉大の強さを築いていってほしい。期待してる!


ちかぜ
本当にちかぜがいなかったら今年のチームは無かった。本当にありがとう。きっとちかぜの期待に同期・後輩が応えてくれる日が来る!ちかぜが最後笑って終わってほしいなって俺は本当に思う!!
(ちかぜのブログの言葉を携帯のロック画面にしてたよ!)




最後にかじけん。
俺がいることでいろいろやりづらくさせちゃってごめんな。OFリーダーとして最後まで全うしてくれてありがとう。
チームは主将以上にならない。来年のチームはかじけん以上にならない。だからかじけんが1番高い視座で1部を目指し続けてほしい。




かじけんには俺以上の求心力があると思ってる。みんなに背中を向けて突っ走っちゃう俺と違って、腹の内を見せて輪の中心でみんなを引き上げていく、そんな主将:梶尾健太に期待してます。お前に託した!!!!!かじけんならみんながついていくよ!!




絶対に1人じゃないから大丈夫。同期や後輩、陰ながらたくさんのOB,OGの方々が支えてくれる。だからこそ人一倍周りを大切にし続けてください。結局主将としてそれが一番大事だって思うかな。




3年生もみんな大好きだ!!!




4年生、これ以上書くと卒業論文になりそう。書ききれないです。ここは後輩に思いを伝える場として、同期へのメッセージは割愛しときます。もう書かなくてもわかるでしょ。(笑)4人でたくさん話そう。俺ら仲いいから(たかと黙れ)。感謝しかないです。ゆうた、きょうすけ、そうた、本当にありがとう。俺ら4年間ほんとやり切ったよな。




コーチの皆様、改めまして今シーズン関わってくださり、ありがとうございました。1年で2部昇格できたことに安堵しております。コーチの皆様のお力があってここまで来ることができました。来シーズン以降、同じOBという立場でこれからも千葉大を支えていきたいと思っています。よろしくお願いいたします!!!



結局このブログで伝えたかったことは、
「大変」だなんて思うな!その時間は最高に楽しくて幸せなんだぞ!ってことです。




最後に、
自分の4年間は誰よりも幸せな4年間だったと思います。みんな本当にありがとう。




この想いを来年、再来年に繋いでいってほしい。そしてこの想いがいずれ日本一になる千葉大に繋がりますように。




「繋」




29期 #7 AT 手島健太