時が過ぎるのは早いもので、もうすぐ入部してから1年が経とうとしている。
私が入部当初に掲げた「チームにもTSという組織においても必要な存在になる」という目標は少しでも達成できているだろうか。
部活に関わる時間が長くなるほど、やるべきことが増えるほど、何回も自分に問う。
正直、去年1年間は「1年TS」という言葉に甘えていた。
「だって、TSになって1年目だから。」
「だって、まだ指示されてないから。」
「だって、その場で考えてなんとなくで動ければ大丈夫じゃん。」
「だって、自分じゃなくても上級生TSが気づいてやってくれるなら、それで練習が回るなら、問題ないでしょ?」
でも違った。
その「だって」が通用する部活ではなかった。
一見できているように見えていても、それが必要とされるTSには繋がらない。最低限できればそれでいいわけじゃない。どれだけ質の高い練習をプレイヤーができるように工夫するか、考えるか。ひとりひとりのその意識が大切。
うまくいくことばかりじゃない。
「たったこれだけのことなのになんでできないんだろう」って自分に失望することもある。でもその失敗と向き合って、前を見て進むしかない。
日々、上級生に追いつこうと努力している大好きな同期がいる。
背中で見せようと試合だけでなくて、普段の練習から、私たちを引っ張ってくれる上級生がいる。
私たちにたくさんの感情を思い起こさせてくれた28期の先輩がいる。
そして、ひとりひとりに尊敬するところがたくさんあるTSがいる。
わたしも、MGとしての役割を果たしたい。
TSとして、成長するしかない。
チームに貢献したい。
今シーズンからは、私も上級生。
甘えていていい時期はもう終わり。何事にも当事者意識を持って臨む。妥協はしたくない。
チームにとって必要とされるTSを目指してひとつひとつのメニュー、毎日毎日の部活で少しでも学び、より深くラクロスと向き合い、少しでも進歩する。
必ず、今シーズンから毎シーズン昇格して4年生の時に一部の舞台で胸を張って【Chargers】のTSでいれてよかったって言えるように、新たなスタートを切ります。
31期 新2年 中村彩音