強くなる | 千葉大学男子ラクロス部

千葉大学男子ラクロス部

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はじめに、今シーズンも千葉大学男子ラクロス部はコーチの方々をはじめとするOBOGの皆様、保護者の皆様など本当に多くの方々に支えて頂きました。皆様の多大なるご支援ご協力により1年間、活動を行うことが出来ました。本当にありがとうございました。降格という不甲斐ない結果で終わり、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、来年以降も変わらぬご声援をよろしくお願い致します。




振り返ってみると、

1年生の時に色んな大学の試合を見に行き、そこで勝って喜ぶ人たち。関東Finalなどの大舞台で多くの観客と歓声に囲まれ、アドレナリン出まくりの試合でプレーする姿。23年後にはこんな最高の雰囲気で試合してる自分をイメージし、あの舞台でプレーしたいと思ってやってきた。


が、結果として思い描いていた学生ラクロスとは程遠く、逆にチームも個人も最悪な終わり方になったことは、今はまだ言葉で形容できない感情です。敗因の中には、もっと早いタイミングで本気で着手していれば、解消できたはずのものもあり、自分の部活での3年半トータルの取り組みに後悔が残ります。


後輩たちにはこんな思いはせず、今できることを精一杯やり、勝つことで生まれる最高の感情で溢れさせていって欲しいと思います。


そうなれるよう自分も力を注いでいきたいと思います。




話変わって。

ここまでの3年半は色々あったので、2つだけ。



まずラクロスについて。




もっと野望、欲望、上昇思考を持とう。




日本一を目指しているという言葉に魅せられた自分は、日本一を目指すチームはみんなめっちゃ練習していて、俗にいう「意識高い」人ばっかりだと思っていたけど、全然そうでもなかった。


ずっと思ってきたことだが、千葉大には、あいつだけには絶対負けない、自分が1番になるんだとかそういうことを思って行動している人がすごく少ないと思ってます。ひとえにすごく小規模で、誰でも試合に出れる状態だったこともあるとは思うが、それで、片づけていい問題ではないと思う。


口ではまあまあたいそうなこと言ったりする割には、最近チェック練、シュー練してるの?と聞けば昨日さぼっちゃいましたとか、言われた以上はやらなかったり。ウエイトが明らかな課題なのにこの1年で線の太さ変わらなかった人が多かったり。今年はそういう会話の印象が強かったと感じます。やらせる立場だったから今まで以上に印象が残りやすいのもあるとも思うが、今年1年で自分が1プレイヤー、1スタッフとして自分の目標に対してどれだけ近づけたのか一度振り返ってみて欲しい。



25期のゆうきさんも書いていたけど、俺はユースじゃないとか、おれは下手だとネガティブに思うこととかは成長の妨げでしかない。


自分はユースじゃないから、今自分はチーム内で劣っている方だから、34年もその構図は変わらないのか。


そんなの今だけの話である。


今は勝てなくても、今は出来なくても、1カ月後、1年後に勝てば、出来ればいい。最後に笑って、満足して終わることが出来ればいいだけ。



どこに目標があり、何に満足するかで行動は変わってくる。



みんなは学生アスリートだから、高い向上心を持って自分の天井を作らず、努力を続けていって欲しい。他人を魅せる存在を追い求めていって欲しい。



とはいうものの、

全員が全員高い向上心を持って毎日努力出来ているチームはほぼ存在しないのかなと。



プロを目指している人間の集まりじゃないし、ラクロスで飯を食っていけるわけじゃないから、みんな色んなモチベーション、理由でラクロスやっていて。

ラクロスという競技が好きというより仲間が好きでやってる人、自分が活躍するより仲間が活躍してるほうが嬉しい人、自分じゃ思いもしない所に自分を突き動かす源泉を持っている人。色んな人がいる。



ラクロスで1番になりたいとかトップオブトップを目指してやっている人の方が少ないくらいだと思います。


だから、人それぞれ努力やパッションに差が生まれる。



そういう、全員が1mmもずれず、同じ大きさのベクトルで部活に向かっていないから、周りにストレス溜まったり、足を引っ張っていると感じ悩んだり、どうやったらベクトルを大きく出来るのか、考えたり。



だから学生ラクロスは面白いと終わった今すごく感じます。



勝負の世界にいるから、勝負事に結果を求めるのは当たり前で、結果を求めいく上で起こってくる様々な出来事はラクロス部じゃなきゃ経験できないことは多い。



大学で部活する意味や醍醐味はここだと自分は思っています。




次にラクロス外のことを。




完全に個人的な考えですが、強くなるためにはラクロスという競技のみを追い求め続けるだけではどこかで限界がくるいうこと。



そのためにラクロスじゃないことをやることは組織が継続的に強くなることには必要だということ。



もちろん、チームの置かれている立場、状況に応じて、必要性は変わってくるけど。




今年は例年以上にラクロスという競技そのもの以外の新しく活動、力を入れて活動をしてみました。


新歓、キッズラクロス、資金集めのために企業へのプレゼン 


大きくはこの3つ。



新歓は

今年みんな痛いほど感じていると思うけど、戦力の獲得。個人的には最低でもA.Bしっかり作れるぐらいは必要。

 


資金集めは

私立みたく、大学4年間でバイトしたことありませんなんて人はおらず、バイトしなきゃいけない部員がほとんどの千葉大で、どれだけ部活にかけるお金を減らせるかは結構大事。軍資金の獲得は単純に活動の幅を広げることもそうだし、ラクロスに打ち込みやすい環境を作る。



キッズラクロスは

1番強くなることと、関係あるのか分からないとことだと思うけど、テーマは社会貢献。


千葉大学男子ラクロス部は一つの大学部活であると同時に社会的な団体であるということ。


だから、別にキッズラクロスじゃなくて、雪かきとか校内美化とかでもいいけど、外部の人、団体に対して何かしらの貢献をする必要はあると考えてます。


その一環としての、キッズラクロスは今年初の試みだったが、取り組んだことは良かったと思っている。



キッズラクロスやっている子たちとその親御さんたちをはじめとするCHARGERSを知ってくれている人が増えた。


CHARGERSに入りたいと思う子を作れたかもしれない。超絶長期目線の新歓とも言える。


今年、本当にお世話になったふじおさんと知り合うことができ、また1人、CHARGERSを応援してくれる人が増えた。




ラクロス競技でないことをする事は、試合の勝ち負けに繋がっているようにはなかなか見えない。


だから、つまらないし時間の無駄に感じる人はいると思う。



だけど、すごく長い目で見たり、間接的にチームが強くなることには必ず繋がっている。



今年結果を残せず、それこそ時間の無駄、もっとやることあったでしょという意見もあると思います。



だけど、個人としてはやって良かったと思ってるし、繋がっていくと信じてます。





チームが強くなる、強くあり続けるためには何が必要なのか。


ラクロス、ラクロス外の引き出しを多く持ってみて欲しい。




最後に、

様々な人のおかげでここまでやってこれたと共に、ラクロスを介して多くの人と出会ったことは、自分の考えの幅を大きく広げ、多くのことを学ばせてもらいました。人生をどう彩るかは経験と人との出会いがすごく大きいと感じています。


結果は悔いの残るものとなっていまいましたが、それも全部含めて、次のステージで晴らしていきます。


3年半、ありがとうございました。





4年 AT #7 小林壮良