最後に残すもの | 千葉大学男子ラクロス部

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「アップいきましょー!!」




この「声」も数週間出してないし、もう今後出すことがないことを思うと引退を実感する。




ブログでは何を書こうかと悩んだけれど、自分は「声」について書こうかなと思う。




「声」ってのは、時折かなりのエネルギーを生むことがある。




試合中、FOの直前ボックスから「ちはるさん1本いこう!!」「ちはるさんかましたれ!」
ウィングのユウキからも「フェイス頼むぜ!」




めちゃくちゃテンション上がる
何がなんでもとってやろうと思える
最後の試合はフェイスオフの後、すぐフライすることが多かったがポゼッションして帰ったあとボックスが湧き上がっていて「ちはるさんナーイス!!」




本当に最高だった。
個人的にポゼッションできて嬉しいのもあるが、それよりもチーム全体が一つになれてる感覚がなによりも堪らなかった。




21シーズン当初、「今年一年は四年生として、最高学年として幹部にこそ入ってはないけれど、アイデンティティでもある声のデカさとキャラで自分がチームの雰囲気を作ってやろう。」と思って練習に臨んでいた。
けれど実際やってみると全然ダメだった。




練習中色んな声を出したり、盛り上げようとしても全然伝播せず、ただ自分が必死になって声を荒らげているだけにしかならない。




三月、四月頃から上級生TSをはじめとして色々な問題があったり、コロナでバタバタしたりと何かとチームが暗かったのもあって毎度今こそ自分が頑張らなきゃと必死だったが逆効果。




その頃のある日の練習後、うめきに「ちはるさん四年になってからなんか変わっちゃってオモロくなくなりましたよね。」って言われた。
その時は「そんなことねーよ。」って笑って誤魔化したけど、内心はめちゃくちゃ悔しかったのを覚えてる。




色んな人に相談してみたりして色々試してみたけど、自分のやってきたことが正しかったのか、意味はあったのかどうかは最後の方まで分からなかった。




そのままの状態で迎えたリーグ戦も二部で二戦二敗。
チーム状況も成績も歴代最悪だった。




けれど最後の昇格戦までの一週間、四年生がこのまま引退すべきかどうか三年生と夜通しzoomを通して心の「声」、本音で語りあってかなり遅いが、チームが一つになれたと思う。
それはあの最後の試合のボックスの雰囲気に出てる気がしたから。
結果は負けてしまったけれど、四年生は最後の一週間も引退せずやって本当によかったと思う。




ここで一つ結論を出す。
21chargers、結果は出なかった。
自分たちの一年は結果でしか示せないのなら、今年のchargersは何かしらが間違っていたのだ。
各々思い当たる節はあると思う、自分も少なからずある。




けれど練習内外問わず「声」を出すこと。
これはやっていて良かった。
状況毎に出すべき「声」やその種類は変わってくるものの「声」に出さないと何もうまない。




その「声」が間違っていたとしても、その一声を出さないとそれが間違いだとすら気づけない。逆にその一「声」出せるだけで何かしらの形で「シンカ」できるはずだ。
その小さいかもしれないけれど、大きな意味を持つ一歩、一声を後輩たちには出せるようになって欲しい。




最後にはなるけれど、自分を支えてくれた方々への感謝を「声」には出せないけれどこのブログを通して伝えたい。




日頃から多大なるご支援を頂いているOB、関係者の方々、コーチの方々、他大のFOerの皆へ




皆様のおかげで、自分は最高の四年間を過ごすことが出来ました。
本当にありがとうございました。




27期 4年 FO/MF #14 橋本 智陽