僕は12月から怪我をしてしまって今も練習に入れていない状況。千葉大や他大の選手たちが成長するのをただグランドの外から見ることしかできない。ラクロスできないと本当にうずうずする。
個人としてU22になることはこの4年間の中で大きな目標の1つだった。
関東予選の練習、アメリカ遠征と積み重なって、半月板損傷。
自分にとってすごく大切な時期での怪我。
なんで俺なのって思ったけどそれ考えたところでなんも意味ないなって思って。
自分の弱みであったウエイトだったりとかラクロスIQをあげることだったりとかにフォーカスしてきた。ウエイトに関して言えば、与えられたメニューより多くセット数やったり、他のメニューもやったり、家でも体幹鍛えたり。
U22の練習ビデオとか見て、「うわーこいつ活躍してるわ〜、負けたくねぇ」とか思いながらかなり刺激をもらってり、海外のビデオ見て復帰したときのプレーのイメージをつくったり。
復帰したら絶対U22に入ってやろう、めっちゃ成長してやろうと考えて怪我期間を無駄にしないようにとする3ヶ月だった。
だからこの期間に積み重ねたものを発揮するのがすごく楽しみ。この怪我がなければ、きっとウエイトもビデオもこんなにやることはなかった。
これを当たり前に続ける。
そうすれば復帰してからももっともっと成長できる。
どんな状況でもポジティブに考えること。置かれた状況に左右されて下を向くのではなくて、常に自分の成長につなげることを考える。
そうやって考えていたら怪我したことも寒い中練習をずっと見学してることも全然苦じゃない。練習できなくても成長の仕方はたくさん転がってる。
普段は練習に入ってて見えないことが今ならたくさん見える。DFのことを学ぶ機会だったり、6-6中クリースの動きだけを見て研究したり。とにかくたくさんある。
練習にはいってなくても自分の成長につながる。
もっと言えばチームの成長にもつながる。
こうやって練習抜けててもポジティブに考えればいくらでも成長できるなって思う。
怪我してなかったら気づけなかったことにたくさん気づけた。
だから今は怪我してよかったって思える。
U22には結局怪我で間に合わず、挑戦しきれなかった。本当に悔しい。
その悔しさを原動力にフル代表になって来年のマンチェスターW杯に絶対出場してやる。これが自分の学生ラクロスの一番の目標。これを達成できればその過程なんでどうでもいい。
怪我が治ったらそれに向かって突っ走るだけ。
簡単な目標じゃない。自分よりうまい人なんてたくさんいる。いや無理だろって思ってる人もいると思うし、自分でも正直不安。だからそんなものが消えてしまうくらい努力する。自分に1ミリの妥協も許さない。そうやって強くなっていこうと思う。
フル代表になるためにまず、今年のリーグ戦千葉大の背番号7を見ていてください。一部の舞台で大暴れします。
話変わって、自分の中で今1番大切にしていること。
感謝の気持ちを常に持つこと。
きれいごとだけど本当に大切だと思う。
ラクロスできる環境を作ってくれている千葉大、グランドの融通をきかせてくれる他の部活、練習に来てくださったり援助してくださるOB、OGの方々、リーグ戦の応援に来てくれるLipsや吹奏楽団、一緒に戦ってくれるコーチや仲間たち、刺激を与えてくれる他大の友達。感謝する対象はキリがないと思う。
その中でも特に感謝しているのはお母さん。
今までの人生でたくさんの選択があったけど、お母さんは常に僕の選択を優先してそれに対して最大限助けてくれてた。
ラクロスに関しての最近の話で言えば、今年の1月にアメリカ遠征があり、その話をしたときに「お金の話は子供が気にすることじゃない、行ってきな」と言ってくれた。いつもお母さんはこう言って自分に色々なことを経験させてくれた。本当にありがとう。
感謝の気持ちを常に持つことが本当に大切なことだなと思うようになったのは大学に入ってから。それまでは正直そんなに感謝の気持ちを強く持ったことはなかった。
でも感謝の気持ちを持つようになってから自分でも自分は変わったなと思うようになった。
この怪我の期間、感謝することが増えて、改めて感謝の気持ちを持つことは大切だとさらに思った。それは部員を始め、他の人たちが飯届けてくれたり、見学やリハビリのサポートしてくれたり、自分の代わりにオフィシャルに行ってくれたり、自分のことを支えてくれている、助けてくれているという優しさにたくさん触れたからだと思う。普段恥ずかしくてあまり言えてないけどありがとう。
そして自分の中で感謝の気持ちを常に持つことは努力することとよく繋がっている。
僕は自分を支えてくれてる人に感謝の気持ちを持って恩返しする方法を常に考えるようにしている。
自分の中での1番の恩返しは"支えてくれてる人が期待している以上にラクロスも人間としても成長すること"だと思っている。
だから自分を支えてくれてる人、感謝してる人の顔を思い浮かべたら自分に厳しくできるし、努力を惜しむなんてこと絶対にできない。
そうやって自分の今の努力するスタイルはあると思う。
これが結果として自分の成長にも繋がってくることだから感謝の気持ちを常に持つことは本当に大切なことだと思う。
逆に言えば感謝の気持ち忘れてしまったときにそこで成長が止まってしまうということ。
今シーズンも自分を支えてくれる人の期待を越える成長を見せるためにも感謝の気持ちを常に持って努力していこうと思う。
絶対final4で勝つ。
今年も千葉大学ラクロス部の応援よろしくお願いします。
#7 金谷洸希