この度、2017チームの主将を務めることになりました23期の松田陸です。
①目標
今年のチームの目標は『FINAL4で勝つ』です。
昨年のチームでも同じ目標を掲げていました。昨年の日体戦や早稲田戦では、最終的には点差は離れてしまいましたが、実際に試合をして手応えを感じることができました。どこがどれだけ足りないのか、あとどのくらい努力しないといけないのか、昨年よりも目標のイメージが湧きました。また、今年のチームは昨年のチームでやってきたことを繋げようということも一つのテーマとしてやっているので、昨年達成できなかった目標を今年こそ達成したいという想いがあります。
昨年11月にFINALを観戦し、改めてFINALの観客の多さに驚きました。昨年あの舞台に立つことを目標にしていて、FINALの舞台は自分の中で特別な舞台でしたが、やはり生で見るものは格別でした。純粋にあの舞台でプレーしたい、自分のプレーで会場を沸かせたいという想いを確認することができました。
自分を含め、今の千葉大にあの舞台よりも大きな舞台でスポーツをしたことがある人はいないと思います。大好きなラクロス、大学生活を一番捧げているラクロスを、あんな大舞台で披露できることほど、ラクロッサーにとって幸せなことはないです。
『FINAL4で勝つ』という大きな目標を掲げるということは、慶應や早稲田、東大に勝つということです。常にこれらのチームよりも高い基準で行動しなければいけません。練習中のエネルギーの高さはもちろん、アップやトレーニング、ダウンの取り組み方、練習外でどれだけラクロスと向き合えるか、全ての行動において『FINAL4で勝つ』というレベルで行動できるチームを目指します。
②スローガン
今年のチームのスローガンは「やれ」です。
この「やれ」にはいくつか意味があります。
まずは、もっと「やれ」。
リーグ戦が始まるまであと約7ヶ月しかありません。一日一日をどのように過ごすかで、勝つか負けるかが決まると思います。今の千葉大に『FINAL4で勝つ』というレベルでラクロスに向き合えている人はまだいません。だから、今の自分に限界を作らずにもっと「やれ」ということです。常に向上心を持っていれば、勝つためにできることはいくらでもあります。
次に、全員で「やれ」。
一人だけが上手くても絶対に勝てません。千葉大は人数が少ないので、下級生を含めて全員がリーグ戦で活躍できるくらい上手くならないといけません。一人でもレベルの低い人がいたら勝てません。誰かの甘い行動がチームを負けに近づけます。自分がやっていればいいではなく、全員で同じ目標に向かって一丸となることが大事です。
最後に、全力で「やれ」。
単純なことですが、一番大事なことだと思います。自分たちはまだまだ下手くそで、慶應や東大とは大きな差があります。このまま同じスピードで上手くなっていっても差は縮まりません。いかに上達するか、それは、アップ、ダウン、トレーニング、単純なことから、たとえ疲労がかなり溜まっていても、全て全力でやることです。一瞬の妥協がチームを負けに近づけます。
今あげたことは、全て意識の話で自分たち次第です。だから「やれ!」と言い合える、スローガンを大切にできるチームを作れば絶対に目標を達成できます。
③最後に
今の千葉大は一部上位校に比べると圧倒的に人数が少ないです。
人数が少ないことはデメリットだけのように感じますが、メリットもあります。
例えば
1.1on1の練習の時、他大では5回に1回しか自分の番が回ってきませんが、千葉大では2回に1回回ってきます。他大の倍以上の練習機会があります。
2.常にチームメイト全員に目を向けることができます。上手い下手関わらず全員で練習する機会が多いので、全員に全員がアドバイスをすることができ、一丸となって練習できます。
3.練習外でも全員と深く関わりを持つことができ、チーム全員がお互いを理解し合えます。
他にもありますが、人数が少ないことは今の千葉大の最大の強みです。
また、今年は、自分にとって競技スポーツをやる最後の年です。小学校、中学校、高校、大学とずっと部活に入って競技スポーツを十数年やってきましたが、今年がその集大成となります。自分の学生生活を振り返ると、常に自分の生活の中心にあったのはスポーツでした。
もう二度と本気でスポーツに取り組んで真剣勝負をすることはありません。勝って泣くこともなければ、負けて泣くこともなくなります。辛いラントレをすることもなくなるし、ビデオを見て研究をするなど、勝つためになにかすることがなくなります。こう考えると、この生活が終わってしまうことが悲しくて仕方ありません。そう思う一方、この最後の一年を終えて、絶対に後悔したくないという思いが強く湧いてきます。引退した後に、あれをやっておけば良かったとか、あのとき妥協しなければよかった、という後悔を残したくないです。この思いは、自分以外の同期も必ず持っていると思います。
特に同期へ、今年が集大成、勝つために全てを捧げよう。
勝つことに全力を捧げられる環境に感謝して、さらに努力しよう。
長くなりましたが、これをもちまして、主将挨拶とさせていただきます。
千葉大学男子ラクロス部2017チームをよろしくお願いします。
主将 23期 松田陸