早春の息吹身に染み始め、 桜前線が待ち遠しいような気候である本日3月21日spリーグ最終戦、3週間の練習の集大成を形にして星を奪いたい千葉大学vs強靭なフィジカルを武器に2013年1部昇格以降強豪校として名を馳せる中央大学との試合がここ明治学院大学ヘボンフィールドにて火蓋が切られた。
1Q
フェイスオフを最初に制したのは中央大学。そのまま中央ポゼッションとなり試合開始約1分中央#77のショットが早々にゴールを揺らした。その後は千葉、中央共にナイスオフェンス、ディフェンスが続き観客を沸かせるような拮抗が続いた。
なんとか均衡を破りたい千葉は開始約12分千葉#0佐々のインターフェアランスにより千葉が30秒のマンダウンに陥ったが中央のショットを千葉#23河野がナイスセーブをした後ブレイクで千葉#2藤巻がショットを成功させ均衡を破った。直後のフェイスオフをついに千葉#55清水が制し、流れにのると思われた千葉だが、ゲームは攻めと守りを繰り返す均衡状態にまたも陥った。このまま1Qが終わるかと思われた開始約18分、中央#51のはじかれたショットを中央#77がまたもゴールを揺らしそのまま1Qは幕を閉じた。(1-2)
2Q
1点を追い始まった2Q最初のフェイスオフに登場したのは千葉#63池成であったが、勝ったのは中央そのまま中央ポゼッションへ。しかし、開始約1分、中央のファールにより千葉ボールになりクリア途中にミスはあったものも千葉#5中里のナイススクープ等によりクリアを成功させ千葉オフェンスが始まった。今回の千葉オフェンスはなかなか勢いが尽きなかった。ナイスチェイス、ナイスカバーが続き遂に試合開始約5分、千葉#21田中がクリース前でショットを放ちスコアを振り出しに戻した。次のフェイスオフは千葉#55清水が勝ち流れにのるかと思ったが1Q同様にまたも拮抗。この拮抗を破ったのも1Q同様に中央。開始約14分、中央#77のナイスカバーにより中央#44のショットが成功し更に直後のフェイスオフもとらてしまった。しかし、千葉も簡単には相手ペースを許しません。フェイス後の中央のショットを千葉#23河野がナイスセーブをした後、千葉#5中里が上手くクリアへと導き、千葉オフェンスへ。ナイス連携でオフェンスを続けて開始約17分#54中村が上からとにかく相手を揺らして圧巻のごぼう抜きをし最後にはショットを成功させた。このままイーブンで終わるように思われた2Qであったが2Q終わりに中央#44にまたもゴールを揺らされ、1Q同様に1点を追う形でハーフタイムを迎えた。(3-4)
3Q
フェイスオフは千葉が制したものも、試合はポゼッションが幾度と移り変わる展開となった。試合の流れが変わったのは開始約8分、中央#44がショットを成功させついに2点差に。その後もボールを支配してる時間は両チームに差がなかなか生じなかった。しかしこれ以上点差を開くわけにはいかない千葉は開始約13分、千葉ポゼッションの時であった。中央DFがパスカットを狙ったがキャッチはできずボールがラインを越え、またも千葉ボールに。そして千葉#9小菅が上からかけようとした時にちょうどスペースの空いてた空いてた、逆サイ千葉#44志賀へナイスパスを成功させ千葉#44志賀も託されたパスの期待にこたえショットを成功させた。3Qはこの後も千葉、中央共に攻め合い試合はまたもや1点差のまま4Qを迎えることとなった。(4-5)
4Q
1点を背負う千葉はなんとかしてでもスコアを伸ばしたかったが、それはかなわず開始約2分、中央#35にショットを成功させられまたも2点差に陥ってしまった。しかし、ここで終わる千葉ではなかった。直後のフェイスオフは敗北し、中央ポゼッションとなったが開始約4分、千葉#5中里の手数の多いチェックの猛攻からの千葉#77宇野のマンにより中央がボールをダウンした。そこに瞬時に千葉#0佐々がスクープし千葉#33松田にパスをしクリアを成功させ、更に千葉#33松田のナイスパスをとりクリース前で千葉#21田中がそのままゴールを揺らした。完全なブレイクの理想系であった。
まだまだ千葉の攻撃は終わらない。直後のフェイスオフは負けたものも、すぐ千葉#77宇野がボールをスクープして千葉ポゼッションに。そして開始約4分、千葉#54中村が上からダッジをかけ、まさにごぼう抜きをしてショットを成功させ、スコアを振り出しに戻した。更に開始約6分、フェイスオフは勝ったものも千葉のパスミスで、中央ポゼッションとなったが中央がボールをダウンしたのを千葉#77宇野がスクープし千葉#10大上にパスをはたき大上は千葉#2藤巻にすぐにボールをまわした。直後、千葉#2藤巻は千葉#21田中にパスをしようとしたがパスが繋がらず、なぜかボールが相手ゴールに入りついに千葉逆転。勝利の女神が千葉に微笑んだのかと思いきや、やはり中央そう簡単には勝たせてはくれなかった。その後は中央のオフェンス時間がほとんどを占め開始約15分、中央#35のショットがゴールを揺らし、イーブンのままホイッスルがこだました。(7-7)
日体戦から1週間、切りかえて千葉は打倒中央に焦点をあててきましたが結果はイーブンでした。先日の日体のゲーレポでも述べたように中央とも夏のリーグ戦であたることがあり、千葉の掲げているFINAL4という目標を達成するためには、夏のリーグ戦では必ず白星をおさめないといけません。そのためにも今回の中央戦がなぜイーブンになってしまったのか。何が足りてなくて、何をチームのひとりひとりがチームのためにしなければならないのか。考え直す必要があり、夏のリーグ戦時には本当の意味で一丸になっていないといけないと思います。今回のspリーグ全試合を通して見えてきた課題を糧に僕ら千葉大学男子ラクロス部は夏のリーグに向けて昇進していきたいと思います。
これからも温かい声援をよろしくお願い致します。
新2年プレイヤー 小勝 啓司(あんちゃん)