ハングリーと、アングリー | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

浮世離れした、半世捨て人のブログ

“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

  2年前に3日間の断食しましてね、

  「消化器官を休め、本来の免疫力にもどそう」、

  そんな考えからです。

 

  日本で風邪をひくのは数年に一度、

  ですがフィリピンへ移住してから、

  2ヶ月に一度は風邪をひき、

  「免疫力落ちてんだろうなぁ」と。

 

  食べ物(固形)は無し、

  お湯に生姜、ニンニクをおろしたモノのみです。

 

  事前にネットで見ると、

  「這いつくばる空腹感」、

  「食べ物のことが頭から離れない」、

  「お腹が空いて夜も眠れない」、

  先輩たちの経験談が並びます ((涙

 

 

  ただ、

  実際に始めてみると、

 

  「健康診断前の空腹感+アルファ」で、

  辛いは辛いですが、

  「こんなもんなの?」そんな感想です。

 

  誤解のないように、

  これはボクの「我慢強さ」でも何でもなく、

  この手の空腹感には「個人差がとても大きい」、

  それだけのようです。

  

 

 

 

  トリル地区

  マーケット入り口

  

  「ぇっ?、なにコレぇ〜?」

 

 

  今は有事用の濃い迷彩柄制服を着ている、

  長身の若い警官に、

 

  ボク「なんでクローズしてるの?」、

 

  警官、メンドーくさそうに、

  「消毒デス」、

 

  ボク「消毒って、先週木金曜日に終わってるよ」、

 

  警官、さらにメンドーくさそうに、

  「毎週やるんです、水木曜日」、

 

  ボク、クローズしていることより、

  フィリピンらしい、

  そのメンドーくさそうな態度に腹が立ちます。

  

  そこには同年代の警官3人、

  その長身、マイクでアナウンスの警官、

  もう1人は角の軒下で、

  フィリピン名物の貧乏ゆすりしながら、

  頭をカクンと下げて、

  伝統のスマホいじり ((笑

 

 

  入り口脇、

  消火栓からドボドボと漏れる水、

  ボクの涙を代弁してくれてます。

 

 

  前日に野菜を買い、

  アボカドとマンゴーを他の店で買い、

  カレンデリア(庶民の食堂)で食べ、

  どの店でも言ってくれなかったなぁ。

 

  クローズを知らせる、

  貼り紙なんかも見なかったし。

 

  まぁ、

  どの店でも「ボクが知っている」と、

  思われていたのでしょう。

  

 

  通り沿いに数軒ある野菜売りや、

  マンゴー、バナナ売りがあり、

  大体のパン屋は開いていますから、

  食べ物が無い、そんな心配はいりません。

 

 

  ただ、

  そうなるとマーケットでさえも、

  日本に比べて品数少ない(量だけは多い)のに、

  路上の店では「満腹」にはなれますが、

  「満足」にはなれません。

 

 

  「満足になれない」、

  そう思い浮かんだ瞬間から、

  妙な不安と空腹感、

  お腹もどんどん空いてくる気がして、

  心配にもなってきます。

 

 

  「食べない」のと「食べられない」、

 

  自分から選んで「食べない」のと、

  自分から選んでもいないのに「食べられない」、

  

 

 

  「この二つ、

    こんなにも違うんだ」