こういうのを「フィリピン晴れ」って言うのかな
そしてコレ、
静かに止まっているみたいな凧。
ここの言葉で「タバノッグ/ tabanog 」
子どもたちは、
竹を細く割った骨でフレームを作り、
そこへ切り開いたレジ袋を張り付けます。
数えると7つ、
青の中に浮くタバノッグは数えやすく、
「どうして止まっていられるのだろう?」、
なんか不思議な感じまでしてきます。
美しい翼で上昇気流をうまく捉え、
ゆっくりと旋回するトンビ。
自分よりもうまく浮いていられる、
そのタバノッグを遠くに見つけ、
好奇心に逆らえずに近寄ってくるかも。
ふと、
「最近、飛んでいる夢を見てないなぁ」、
トンビよりも、うまくは飛べませんが、
すぅっと飛べるときもあったり、
落っこちるときもあったり。
ただ、タバノッグのように、
「浮いたまま」は無かったなぁ、
それとも、思い出せないだけかも。
ミラーサングラスを掛けてはいるものの、
掛けていることを忘れそうな眩しさ、
シャツの中、
胸もとを汗が伝い落ちていきます。
今は「不要不急の外出禁止中」、
タバノッグを揚げるのも禁止ですし、
それを見上げているのも禁止です。


