チンパンジー軍団が小競り合い、

まぁ、別に珍しいことでもありませんし、
ボクの子どもの頃もこうでした。
ここで、ボクは耳の穴をかっぽじって、
軍団のやりとりを聴き取り練習、
短いフレーズが早口言葉のように、
一人の口から出終わるまえに、
周りの早口が遮るようにかぶさり、
相手も、周りも互いに遮りあい、
小さな箱の中で、
言葉同士がバウンドしているようです。
ボクは、それらの言葉一つ一つを拾おうと、
眉間にシワをよせ、だんだん首が前へと傾きます。
軍団の言葉の種類(ボキャブラリー)、
それほど多いとは思えませんが、
この聴き取りは大切です。
外国のマクドナルドで、
「ハンバーガーの発音が通じない」、
そういう経験をした日本人は多いのでは?、
ボクもそうです ((笑
この「発音」って、かなり厄介でしてね、
ここのビサヤ語、
「n」と「ng」が含まれる単語が多く、
これが、なかなかのくせ者、
鼻にかける、というか、
鼻に抜ける、というか。
単語の最後に「ng」がくれば、
意識して「ング」と発音して、
周りから笑われますが、通じます。
「ホンコン/Hong Kong 」を、
「ホング・コング」な感じです。
(ホンコンはそのままで通じます)
単語の真ん中にある場合、
トリルはずれにある、
「マンガハン/Manngahan 」という地名、
「マンゴーのなる所」という意味だそうで、
「マンンガハン」と「ンガ」を、
事前に練習が必要なくらいで、
そして、かなり通じないんです ((笑
さらに、
そういう地名、とっても多いです ((涙
トライシクル、ジプニーで行き先を伝えるの、
ちょっとためらいます、
実はここ「トリル/Toril 」でさえも、
訊き返えされることもあり、
舌の位置、アクセント等々、
練習、練習、また練習です ((笑
ただ、文法については、
どんなにテキトーな、
「言葉の結びつき」であっても、
笑われたことは一度も無いです ((笑
ボクとよく話すフィリピン人たちは、
その「発音のクセ」にすぐに慣れてくれ、
すんなり通じて良いのですが、
先ほどのジプニー、トライシクルで、
行き先を伝えたり、
初めての人には、やはり通じないこともあり、
いや、ほとんど通じず、
発音練習の飛び込み営業、
この場合は「発音飛び込みスパーリング」、
欠かせない、ここ北緯7度なんです。