※ ※ 汚い表現があります ※ ※
2,016年6月1日の夜、
ボクはダバオへ来ました。

ボクが、この欠けたハエ叩きに書いた日付、
2,016年6月2日。
買った日、あるいは使い始めた日を、
いろいろなモノへ書いておき、
それがどのくらい使え(耐えられ)るか、
何かの参考になれば、と。
そう、
それは着いた翌日には必要になった、
ということです、
まぁ、ボホール島、セブ島でも、
もちろん必要でしたが。
元フィリピン・エーザイで営業マンをしていた、
サージオ(セルジオに近い発音)、男性81歳、
頭がい骨に皮を張ったように痩せてはいるものの、
その口調ははっきりとしていて、
いつも昼と午後5時になると、
サリサリストアへ来て、
少しアルコールが強い、
レッドホース500ml瓶を、
静かに、すするように飲んでいます。
フィリピン国内の医者や、その他の施設を巡り、
サージオ「私ほどフィリピン国内を、
あちこち周った人はいないよ」
そうシワだらけの顔で、
所々欠けた歯を見せニヤッとします、
彼はボクの質問に対して、
いつもきちんと応えてくれる、
ボクのビサヤ語と英語の先生。
ボクもビールを飲みながら、
「ビサヤ語の " halang "は、
辛い(hot)って意味でしょ?」
サージオ「そう、だけど " hot "は温度にも使うし、
食べ物だけの場合は " pungent "だよ」
フィリピンへ来て3年が過ぎますが、
今まで英語の意味を訊けて、
正しく応えてくれる人は、
このサージオだけです。
ボク「どうして、フィリピンはハエが多いの?」
サージオ「今は雨季だから、ハエも育ちやすいんだよ」
ボクが訊いた時は6月でしたから、
まぁ、ダバオも雨季に入っていて、
ボクは「そういうことなんだぁ」と。
以前住んでいたサブディビジョン(住宅地)も、
ノラ犬、ノラ猫が多く、
それは「同じく糞も多い」ということです。
ここの人たちは、全く気にもしませんが、
家のフェンスのゲート周りも、
その犬猫たちのお気に入りらしく、
毎朝、小さな前庭へ穴を掘り、
キャンドゥで買った「火ばさみ」で、
摘みそこへ埋めます。
その時、糞が崩れ折れ、
中には白く小さなウジ虫が、
どちらへ進もうかと、
せわしなく、モゾモゾしています。
今年9月の一時帰国の際、
ダイソーで買ったハエ叩き、

ハエ、蚊、ゴキブリ、
家の中へ入ってくるヤスデにムカデ、
無くてはならない必需品、
毎年、買い替えが必要です。
知的なサージオは間違っていたようです、
「どうして、フィリピンはハエが多いのか?」
ボクが見つけた答え、
それは、
「フィリピンだから」です。