午後の散歩途中に見かける、

「西ドイツ製」のタフなヤツ、

1968年産まれのゲルマン番長、
オリジナルのままの1600cc、空冷4気筒、
キャブレターと燃料ポンプを交換して元気に(笑)
修理しているボーイ(男性50代)自慢のメーター周り、

ちと、カワイくてオシャレ(笑)
ボクの iPad mini にフラッシュが無いので、
写真イマイチでゴメンナサイね。
その裏庭で、

古タイヤにエンジン載せての整備、
車のエンジンって、裏庭でいじれるんだぁ(笑)
ボク「50年前の車の部品って、どうやって探すのぉ?」
ボーイ「ebay(アメリカ通販大手)か、
ダバオダウンタウンのショップかな」
部品探しは、そんなに問題ではないそうです。
うちのサブディビジョン(住宅地/戸数900)で、
見かけるのも珍しくないフォルクスワーゲン、
みな、ボーイが整備しているそうです。
ボーイのファクトリー(?)から5、6分歩くと、

怪し~いっ(笑)

一番、怪し~いっ(笑)

ボーイの友人ロイ(男性40代)の、
ボディ・リペア工房(笑)
この赤のオーナーはフィリピン人、大型船のエンジニア、
お金に余裕があり、趣味のようです。
ロイ「(西)ドイツ製の部品が耐久性があるんだけど、
ブラジル製の部品も多くて、注意しないとネ」
ドイツ、日本製への信頼が厚いようで、
ボクも「日本産」として、さらなる信頼構築に努めます(笑)
訪問した時には、すでにウタゲが始まっていて、
グラスに冷えのあまいビール、
そこへ、氷をぽちゃんと落としたモノを手渡されます(笑)
フィリピンローカルでは、まあ普通のスタイル、
「冷えてないビールが飲めるかぁ~!」などと言えるはずもなく、
日本代表としては、選択肢は無く、
ビサヤ語で「 Salamat / ありがとう 」と、いただきます。
1リットルのレッドホースビールの瓶から、
さらに注がれ、日比友好大使としての義務を果たすべく、
首を反らして、喉へと流しこみます(笑)
たわいない、お下劣な話なども交えていると、
ロイ「カラオケ歌う?」
ボク「ノー、ノー」
ロイ「じゃあ、オレがカケスのために歌うヨ」
テキトーな人たちですが、こういう流れ、普通です(笑)
CCRの「 ♬ 雨を見たかい?」
「🎶 Have you ever seen the rain 」で有名な、あの曲です。
ロイの隣に座る小太りの奥さんに、
「今日は1本だけ吸おうかなぁ~」と、独り言のようにも、
同意を求めるようにも聞こえるひと言とともに、
火をつけ、煙をはいてから歌い始めます。
少しハスキーな声は、曲に合い、
手を伸ばせば、彼の膝に触れるすぐそばで歌うロイ、
冷えのあまいビールをチビチビと飲み、
白い花柄のビニールテーブルクロスに、
吸い口を逆さに置かれたタバコの小さな灯り、
糸のような煙が音もなく昇るのを見つめ、
ロイの、ひと言、ひと言を耳が追います。