トレーナー | 木こころ絵こころ女こころ      さらさらゆくよ Ⅱ

木こころ絵こころ女こころ      さらさらゆくよ Ⅱ

木工花の子で創作組み木絵と木の雑貨を製作販売。絵筆を糸鋸に置き換えて、日々の暮らしに潤いある思いをかたちに。
「生業としてやっていこ」覚悟だけが資本の小さな工房、"木工絵描き人"のブログです。

公園のスノードロップ



心優しい人が

木の枝で、

ふまれないようにガードしてくれてる。

通りがかりの家族連れ

若いお母さんがそばで

「何の花やろ?」

思わず「スノードロップ」


あとで、「スノードロップですよー」とか

もっと柔らかく言えばよかったかなぁ

お節介のおばさんやちまったかなぁ

とふと後悔



日差しはあるけど、

風が強い今日、

寒いからと渋る母をつれだしてきた。


この年代の人だからか

母の個性なのか、

感心するくらい負の部分を見つけ出し

指摘する。


いやいや、楽しいんだから

そこ見なくてもいいんじゃない、

という会話の毎日。


例えば怪しい天気で

出かけた日、

「来れたけど、もっと天気がよかったらなぁ」

(そりゃそうだけど、傘もいらずよかったやん)


そして今日の強風は

「ええ天気やけど、風がなかったらなぁ」

(これが春一番やったら、だんだん暖かくなるなぁ)


そしてふと今日の日気づいた。

母の負の文言に いちいちつまずいていることと、

気の毒に思い、その都度、反対の正の文言を探す行動。


そうか

まるで母はトレナーやな。

90年余り、こうしてちゃんと

生きてきたのだから、心は強いのだ、

いちいち正の文言を伝えようとする私の方が

実は日々鍛えられているわけで。


風よ吹け。


そして心弱い私は

春一番になったらいぃな!

と希望を込めて唱える。