メイキング 〜オーダーメイド「花と小鳥と」 | 木こころ絵こころ女こころ      さらさらゆくよ Ⅱ

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木工花の子で創作組み木絵と木の雑貨を製作販売。絵筆を糸鋸に置き換えて、日々の暮らしに潤いある思いをかたちに。
「生業としてやっていこ」覚悟だけが資本の小さな工房、"木工絵描き人"のブログです。


昨日無事お渡し出来ました。

春にお客様より種をいただいたテーマ。

コロナでお会いできず
メールだけでも進めてられるものだけど
「急がないよ」という金の言葉に魅了され
半年あまりの育成期間。

モチーフや大きさなどはちょっとずつ
きまっていった。

もともとお持ちのイメージはある。
そこから連想ゲームのように
お互いにひろげていく。
"お互い"というところが大事。

粛々と私の元で育てはしていたが、



(頭の中の会話こんなもの(*´ー`*))

それでもお客様との会話のために
もうちょっと頑張り、


クラフト紙に色鉛筆でイメージを伝えるために。

発見。
この背景色が木の仕上がりとマッチして
雰囲気掴みやすい (自分が(^◇^))


1ヶ月前のイベントでやっとお会いできてから
陽を浴びたように育ち

お花はブルースターと、とスノードロップ
ときまっていたので
小鳥の部分がわかってきて




部分的なスケッチは
モチーフを自分の中に取り込むため。
そのまま使ったり
全くデフォルメしたり、いろいろ。

花にいたっては、
最初に取り込んだイメージを頼りに
完全なデフォルメ。


そして糸鋸の線用に線画。
この時にどこを切ってどこを繋げるか、
きまっている時もあるけれど
初めての作品は
90パーセント現場で決めていく。


ここから先は
木工作業
仕上がりをイメージしながら切って磨いて
接着。

固まるのを待って
全体を5ミリほど斜めに切り下げで止める。
ここは、やり直しが効かない一発勝負。


そして彩色からの色留め。



パーツに分けて塗ることがほとんどだけど
今回は一枚に仕上がってから
一気に彩色したので、
まるで絵を仕上げていく感覚が
味わえた。

糸鋸のラインに
補助的な焦がした
木肌と線メインの作品。
描きすぎず塗りすぎないようにセーブ。
遠近感やテーマの目立たせ方は
モチーフのはり立たせせ方で語る。
ここは物理的3D(楽してます)



喜んでいただけたし、
また作りたいあったかい気持ちが
わいてきた。

楽しい、仕事ができることに 感謝。

今回は原画ができるまでのプロセスを
メインに はじめて
メーキングをお届けしてみました。

長文
最後までお読みいただきありがとうございます!