母屋に進出。
シーズンオフで
クリスマスツリー。
お雛様の時期に受け取って、
忙しいので、ひと月ほど待っていただいた。
ぶっちゃけ作り手の段階か
管理の段階かをはっきりしておくためであります。
そもそも色の変色について
知っていただくために
ご説明だけさきに送らせていただいた。
気軽に飾っていただくというのが
モットーの花の子なので
管理に気を使わなければならない
高級品とはわけがちがう。
とはいえ使い捨てはとんでもなく
最低限の知識で悪い環境を
避けていただいたらと、思います。
絵画から印刷物、洗濯を前提とした衣類でもとりまく環境で化学変化が起きた場合、変色や退色するということのご説明。
つまり、通常の室内では気を使う必要はないのですが
彩色物にとっての好ましくない環境とは、
窓際にずっと置きっ放しとか(紫外線)
冬など燃焼型暖房器具のそばにずっとある(二酸化炭素)
置物だけに長くそういう刺激を受ける環境にあると、著しく変色することがあるということなのです。
大切な絵やポスターおひさまが当たるところに置いてませんよね?(^ ^)
さて、持ち込まれたのは苦情というより
それだけまだ長くご愛顧いただけるということ、こちらも意を決して手直し。
幸い退色なので重ねて塗る作業。
表面は油膜ゆえにシェラック で親水性を与え
薄く色を何度も重ねていく。数回ごとにシェラック で膜面を押さえて(せっかく重ねた色を剥がさないように)ペンキのように下地を隠すのではなく
下地を生かしながらの作業ゆえの手間。(*´∀`*)
時にはノリを加えて色をのせていき、
程よいところでフィニッシュ。
今回はフィニッシュもシェラック 2度塗りで。
(程よい光沢でそのままのパーツとなじませる)
イベント前と五月のお節句で
忙しさピークの時期になって
自分で自分の首をしめたわたし。
\(//∇//)\
簡単に「染め直して」に応じれるもので
ないところをわかっていただけたら
職人心で頑張れるので、
読者の皆さんに長々とお知らせし
心の均衡を図ってます。(^○^)
時間がくれたアンティークな雰囲気に
なったんじゃない?自画自賛
持ち主さんと直接交流できないのは
残念ですが
喜んでいただけたら
嬉しいです!
さ
南港のイベントは金曜から始まるので、
今日含めてあと三日ですぞ!