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さて、そろそろ作る脳ミソも復帰させつつ
やっていこうと思うのだけれど。
豊田さんの作品、結構好きであって
蘇りの血とこの作品が特に好き。
モンスターズクラブもなかなか良いけれど。
この方の赤の使い方とCGの使い方はなかなか独特。
青い春では赤はあまり出てこないけれど。
蘇りの血のラストでのCGの使い方は今までで一番笑った。
決してコメディではないけれど、
何かしら振り切れてるものを観てしまうと笑ってしまう節がある。
蘇りの血のCGはメーターが振り切れていた。
豊田さんは一度覚せい剤で捕まっていて、
空中庭園あたりのエフェクトの使い方はクスリの力添えだろうかと
ふわふわ思ったことがあったけれど、
社会復帰してからの蘇りの血のCGを観て、
こりゃ違うぞと、ナチュラルボーンでこれなのだと、確信した故に笑ってしまった。
蘇りの血もおすすめ。マンガの実写化ってわけではないが。
青い春は松本大洋さんが原作のマンガ。
ショートストーリーのオムニバス形式。
忠実さよりも、実写化による独自性を選んだ感じがあって、
とても上手に出来ていた感があった。
映画では主演の松田龍平さん演じる九條と新井浩文さん演じる青木が主軸。
二人と、その周辺の人々との話という形に再構成しているのだけれど、
その再構成の仕方が非常に巧かった。
幸せなら手を叩こうのゲームがあるけれど、
ストーリー全体を通して、
キャラクター全員がこのゲームに参加しているような構成の仕方。
一人一人、あの屋上の手すりを再び掴むことが出来ずに、
各々の形で落ちていくような。
おすすめ。