
私は字幕派!
本文はここから中学校の頃ハリーポッターに出てくるハーマイオニーの
吹き替えの似てない物真似が流行ったことがあるけれど。
圧倒的に字幕派である。
なまじっか言葉も喋られん幼少の頃に1年だけイギリスにいたからか
リスニングだけは割と出来て
ちょいちょいわかるというとちょっとした自慢くさくなるけれど、
そのことは割とどうでも良くて。
外国語には外国語特有のテンポというものがあるのだ。
そのテンポで笑ってしまった映画で真っ先に思い出すのが、
結構尊敬しているコーエン兄弟の映画。
ファーゴ。
コーエン様様、十八番のサスペンス&コメディ。
金目当てに自分の妻を狂言誘拐させる夫の話。
アメリカのノースダコタ州が舞台の映画。
このノースダコタ州の英語、変というかファニーなのだ。
日本で言うと東北弁のようなニュアンスがある、ような気がする。
アメリカ英語とイギリス英語の違いくらいは意識して聞き取れてはいたけれど、
この映画の英語もまたどちらとも違って面白かった。
単語の意味とかそういうことではなく、
何か妙に間延びした発音をしやがるのだ。
ちなみに一番笑ったシーンは
誘拐犯(主人公の夫が雇っている)の捜索のため、地元の売春婦に警官が話を聴くシーン。
吹き替えではどうせ標準語だろうけど、
本当に英語のニュアンスをそのまま表現するなら敢えて日本の方言を使った吹き替えに。
と思う。
吹き替えで方言を使ってる映画ってあるんだろうか。
とにかくおすすめ。
と外国の映画について喋ってみたけれど、
外国人目線になってみれば逆もまた然り。
三木聡さんの映画の面白さのニュアンスを
外国語の吹き替えで表現するのは至難の業だと思ったりもする。