
私は焼き鳥派!
本文はここから同じ焼きもんにしても、
焼肉と焼鳥は似て非なる。
焼肉は食事
焼鳥は酒のつまみ。
私は割とただの酒飲みであるからして
めっぽう焼鳥派である。
熱燗でも呑みながら
たらたら焼鳥をつまみたいものである。
そうこうしている内に年でもクリスマスでも越えてって。
寡黙なおやじさんが除夜の鐘の音にのせて淡々と
砂肝
レバー
つくね
鳥皮
とひっくり返す焼鳥四重奏。
カウンターで熱燗をちびちびやりながら見守る。
ぼぉん、ぼぉん。
気立てのよろしい娘さんは、今日ばかりはお休みか
というちょっとした煩悩のようなものを、
いち早く焼けた鳥皮と一緒に飲み込んだり。