第243回 しがくセミナーを開催しました!
麗澤大学特別教授・元空将 織田 邦男 先生にお越しいただき
『危機におけるリーダーシップ』と題してご講演いただきました。
織田先生は、昭和27年、愛媛県のお生まれです。
昭和49年に防衛大学校をご卒業後、航空自衛隊に入隊。
F-4戦闘機のパイロットとして第6航空団に勤務されたのを皮切りに、第301飛行隊長、第6航空団司令、航空幕僚監部防衛部長などの要職を歴任されました。
最終的には航空支援集団司令官を務められ、退官されております。
また、米国空軍大学への留学やスタンフォード大学での客員研究員としての経験もお持ちで、退官後は東洋学園大学の客員教授を経て、現在は麗澤大学の特別教授として、安全保障の分野で教育・発信にご尽力されています。
令和4年には、長年のご功績が認められ、瑞宝中綬章を受章。
同年より産経新聞「正論」の執筆メンバーとしてもご活躍され、第38回正論大賞も受賞されました。
\\\講演中の様子📷✨///
航空自衛隊のトップとしてご活躍されていた織田先生のお話は、
圧倒的な知見とリーダーシップが随所に感じられる、大変貴重なお話でした
日曜の夜にもかかわらず、会場はほぼ満席
対面とオンラインをあわせて、約700名がリアルタイムで参加し学びを深めました
\織田先生のご著書もチェック/
▼日本を滅ぼす簡単な5つの方法 世界は悪意と危機に満ちている
https://item.rakuten.co.jp/bookfan/bk-484707484x/
▼空から提言する新しい日本の防衛 日本の安全をアメリカに丸投げするな
https://item.rakuten.co.jp/neowing-r/neobk-2882793/
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セミナーの内容を一部ご紹介!
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▼危機に直面したときのリーダーの心得
危機が起きたとき、初動対応がその後すべてを左右すると言っても過言ではありません。
まずは、何を最優先すべきかを冷静に見極め、私心を捨てて判断してください。
そして「イエスマン」は必要ありません。
悪い状況を正しく直言できる存在であることが求められます。
これは、リーダーだけでなく部下の立場でも同じです。
▼ 危機管理はリーダーの責務
危機は、組織や流れに「不連続点」が生じたときに起こりやすいものです。
ここでいう「不連続点」とは、それまでのリズムや習慣が一度途切れ、流れが断ち切られる瞬間のこと。
たとえば、空の事故も、年末年始など長期の休暇明けに発生しやすいと言われています。
それは、普段の感覚や緊張感が一度リセットされるからです。
このような「不連続点」の存在を理解し、その前後に意識的なマネジメントを行うことが、リーダーに求められる危機管理です。
▼裸の王様になっていないか?
気づかぬうちに、“裸の王様”になっていませんか?
謙虚に自らを振り返り、必要があれば素直に修正していきましょう。
こんな「裸の王様タイプ」に要注意!
ヒラメ(型):上ばかりを気にして、部下や仲間を守れない。
逃げまくり(型):下のせいにして責任から逃げてしまう。
馬頭観音(型):常に誰かを罵倒し、周囲の士気を下げてしまう。
リーダーほど、自省と謙虚さが問われます。
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講演後に、セミナーに参加したメンバーさんと交流をしてくださいました!
記念写真も撮影いただきありがとうございます