【巻頭コラム】しがく新聞5月号 | キャリアコンサルティングの広報室

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マスターズ アジア人初優勝 松山英樹

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2021年4月、マスターズ・トーナメントがアメリカのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催され、松山英樹選手が見事にアジア人初優勝の偉業を成し遂げました。多くのメジャーチャンピオンから「いつ優勝してもおかしくない」と評価されていた松山選手。彼はゴルフ選手として素晴らしい点は実にたくさんあります。今回はその中でも、若者が学ぶべきポイントについて考えましょう。

 

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 ゴルフ歴19年の私にとって、松山選手のマスターズ優勝は本当に感動しました。心より祝福いたします。松山選手は愛媛県松山市生まれ、明徳義塾高校を卒業後、ゴルフの名門、東北福祉大学に進学。2011年に、日本人初、マスターズのローアマチュアを獲得。そしてマスターズ優勝を目標にプロゴルファーに転向。国内大会で好成績を上げ、アメリカのツアーに挑戦し、日本人最高の優勝5回を記録します。

 

 ところが、目標であったマスターズを含む4大メジャー大会ではなかなか優勝できません。ライバルのタイガー・ウッズやジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・ローズらは、順調に優勝を重ねます。松山選手は上位に食い込むことはありながらもわずかに手が届かず、メジャーの璧はとても高いものでした。

 

 ゴルフは1ラウンドで約10キロ歩きます。ツアーでは4日間、毎日ラウンドをします。ラウンド後は疲労もありますが、タイガー・ウッズらトップ選手は、ラウンド後に必ず練習場へ向かいます。松山選手も、人一倍練習することを決意します。そのためには圧倒的な体力がいるので、徹底的に肉体改造に専念します。体はみるみるうちに筋肉質になり、体力がつき、ラウンド後は一番最後まで残って練習しました。

 

 その努力が実り、アメリカのツアーで優勝を重ねます。タイガー・ウッズら選手たちは「松山選手はメジャーで勝つ実力がある。彼はいつ優勝してもおかしくない」と評価していました。さらに昨年末からタッグを組んだ目澤コーチからの客観的意見も活かし、その連携が功を奏します。待ちに待ったメジャー33試合目、2021マスターズで見事優勝。そこには今まで見たこともないような、松山選手の無邪気なガッツポーズと笑顔がありました。

 

 松山選手の目標達成の道のりから学ぶべきことは「練習する体力をつける努力をした」という部分です。

 

 私が大切にしてきた言葉に「人は人で磨かれる」という言菜があります。レベルの高い人と少しでも長く時間を共にし、良い部分を吸収するのです。そのためには交際費(お金)もさることながら、たくさんの人から学ぶための体力が必要です。

 

 また、成長には読書も欠かせません。本からは人生やビジネスのヒントがたくさん学べます。そのためには「読書体力」も必要です。そもそも本を読み慣れていない人にとっては苦痛な作業でしょう。本が好きで、そしてその体力があることは、それだけ成長が容易だということです。

 

 成長には「人から学ぶ体力」「読書体カ」が必要で、その体力があれば日々、成長していけるのです。

 

 松山選手には「マスターズで優勝し、グリーンジャケットを着る」という、明確で強い目標がありました。その夢、目標を叶えたいという意志が長年の努力を支えました。夢を叶える実力を身につけるためには、努力し続ける体力が必要です。

 

 ぜひ皆さんも、レベルの高い人に会う体カ、読書を重ねられる体力をつけて、実力を高め、夢の実現、目標達成を果たしてほしいと思います。

 

 

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