【巻頭コラム】しがく新聞10月号 | キャリアコンサルティングの広報室

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オンラインで強靭な組織はできるのか?

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令和2年は

新型コロナウィルス一色の年になりそうです。

 

大学の新入生は、

入学式が無かった学校もかなりあると聞きます。

 

企業の新入社員は

いまだに出社ができない人もいるようです。

 

世の中には、テレワーク中心に移行した

企業や団体も少なくないでしょう。

 

コロナ禍では組織の仲間と

顔を合わせる機会は激減です。

 

こんな世の中だからこそ、

今回は「組織づくり」に焦点を当てて考えてみます。

 

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大きな広がりを見せた

テレワークとオンライン会議。

多くの人が便利さや有効性に気づきました。

ただ、全てが良いことだけとは限らず

「様子がわからないから対面で会ったほうが良い」

という声もあります。

 

この状況下での「組織づくり」に

頭を悩ますリーダーも多いようです。


組織の良し悪しはリーダーで決まります。

リーダーがまずやるべきことは、

組織の「理念」を決めることです。

 

我々は何のための組織なのか、

という理念は組織において最も大切で、

簡単には変えられません。

 

次に魅力ある「目標」の設定です。

皆がワクワクする様な目標です。

10年、5年、3年計画などを立て、

それを元に、年次、半期、四半期と

サブゴールを設定します。


魅力的な目標は反面、達成が難しいもので、

目標達成に向かう日々は通常、

組織において大変厳しいものです。

 

日々の進化、

成長がリーダーにも指導下にも求められます。

リーダーは指導下の育成のために、

褒めたり、認めたり、相談に乗ったりします。

 

時には厳しく叱ることもあるでしょう。


必要以上に指導下に気を回さずにすみ、

まとまりが良く、機動力と修正力で

どんな状況も乗り越えていく強靭な組織。

 

そんな組織はどのリーダーもが憧れるでしょう。

では、何に気をつけるべきでしょうか。


最も重要なことは

「指導下に支持されていること」

だと思います。

 

私が新人時代に教わったことは

「強靭な組織をつくりたければ、

指導下と飯を食い、良く遊び、寝泊まりしろ」

ということでした。


特に、ナンバー2と呼ばれるキーマンには

一緒にいる時間を特に多く取りなさい、

そして、組織の理念や目標を、

汗をかいて一生懸命伝えなさい、と言われました。


基本的に、過ごした時間が長いほど、

人間関係は深まるものです。

 

その中でも、大先輩いわく、

戦友の絆は一生の付き合いになるそうです。

 

共に厳しい訓練をし、飢えや苦しみを分かち合い、

生きるか死ぬかの瀬戸際の苦労を

共にした関係は一番強い絆で、

絶対に切れないのだと。


私は何度も組織づくりに失敗しましたが、

少しずつ強い組織が作られてきました。

 

未熟だった頃の私は、休日も夜も関係無く、

ひたすら指導下と飯を食べ、

酒を飲み、ゲームをし、映画を見て、

川の字で寝ながら語りました。

 

指導下育成のために、よく現場に同行し、

話す訓練にも付き合いました。

 

リーダーも人です。

時間やお金、体力を費やし続けるのは

並大抵のことではありません。

 

しかし私は、

良い組織づくりができるかどうかが、

人生の分岐点だと思い、頑張りました。

 

気づけば、一番成果の出る

強靭な組織ができあがっていました。


共に死線を何度もくぐり、

今も私について来てくれる役員、

マネージャー30人は逆境にも負けない頼れる仲間です。

 

さらにその指導下たちも

頼れるタフな社員たちです。


この強靭な組織のおかげで、

くにまもりに向けた人材育成、

伝統文化・伝統工芸を護る活動ができています。

 

社会貢献の仕事に携われることが何よりも誇りです。


オンラインでの人間関係づくりでは、

こうはいかなかっただろうなぁと思います。

 

みなさんの組織ではどうですか?

 

 

 

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