【巻頭コラム】しがく新聞11月号 | キャリアコンサルティングの広報室

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「「くにまもり」って何ですか?」

 

今年の2月に第10回の記念大会となる「くにまもり演説大会」を東京ビッグサイトで開催し、1000名を超える来場がありました。ただ、大会後に入会した若者は「くにまもり」と聞いてもピンときていない方もいらっしゃるようです。今回は「くにまもり」つまり「国護り」に関してお話します。

 

 

護りについて大学生から、
「何となく大切なのはわかります。でも何から学べば良いのでしょうか」
という質問がよくあります。「国護り」の要点を順を追って整理してみました。


① 歴史とは人が書いたもの
 誰かが文字で残したものしか歴史としては残りません。そのため、少なからず書いた人の主観が含まれます。良い出来事も、他の人から見たら悪い出来事かもしれません。歴史の源流は二つあり、地中海文明の歴史を書いたヘロドトスの『ヒストリアイ』と、中国文明の歴史を書いた司馬遷の『史記』です。


② 歴史はその国に都合よく書かれるもの
「歴史を真実だと思っているのは世界中でも日本人くらいだ」と、多くの歴史研究者から聞き、衝撃を受けました。自国に都合の良い情報をプロパガンダ(政府宣伝)として流し、外交などを優位に進めるのは世界の常識です。


③ なくなる国は数多くある
 世界を見渡すと、なくなった国は意外と多いものです。他国に侵略される、革命により新しい国に生まれ変わる、などです。米国や今の中国も歴史的にはかなり新しい国です。チベットや東トルキスタンは中国に侵略されたままです。


④ 日本にも存亡の機が三度あった
 一度目は13世紀の元寇。モンゴル帝国の二度の襲来を北条時宗を中心に退けました。
 二度目は19世紀の黒船来航。幕末の志士たちは明治維新を果たし、侵略を免れます。
 三度目は20世紀の太平洋戦争(大東亜戦争)。敗戦の末、占領されましたが、7年後に独立を回復しました。

上の歴史の考え方を踏まえて、現在に目を移しましょう。


⑤ 現在はまだ三度目の危機の途中!
 戦後、米国のGHQは日本の弱体化を計画します。財閥解体、公職追放令、図書没収令、国際法で禁止されている憲法の変更などです。日本の歴史や伝統に不信感を抱かせることに成功しました。


⑥ 日本の良い部分を知る
 世界一長い歴史を持つ「皇室」の存在。自然災害を乗り越える、勤勉で優しい国民性。世界一の対外純資産。ミシュラン世界一に輝く美食都市、東京。夜道を歩ける治安の良さ。この認識がない人は国益を害し、次以降の項目を考えられません。


⑦ 日本の改善点を考える
 憲法や法律の整備。消費税増税などの税金。防衛費や公共事業の予算。政治家、官僚、経済界、教育界などのリーダーの価値観。健康の啓発。少子高齢社会など。


⑧ 世界の事例や歴史を学び、意見を持つ
 インターネットで探せば、多くの情報が見つかります。幅広く学び、複眼思考で物事を捉え、自分の意見を持ちましょう。


⑨ 仲間を集め、育てる
 自分でもできる「国護り」を見つけて発信し、仲間を見つけましょう。集まる仲間を育成できれば、「国護り」が実現していくはずです。日本は誰かが護ってくれるのではなく自分たちが護るのです。「日本」と「私」の関係を「私と日本」から「私の日本」へ変えていきませんか。